appleのスティーブ・ジョブズ シアターへ潜入!
Interiors 2017.09.14
2017年9月12日、カリフォルニア州サンノゼにオープンしたスティーブ・ジョブズ シアター。そこで、開催された毎年恒例のアップルスペシャルイベントにフィガロ編集者が行ってきました!
同時発表された、iPhone 8、iPhone X(テン)の話はひとまず置いておき、会場となったスティーブ・ジョブズ シアターについてご紹介。
ジョブズが存命中から構想されていたというこのシアター、ガラスの壁に円形の屋根が乗せられたその建物は、柱ひとつない透明な空間で、朝の光を受けて輝く。そして、カリフォルニア特有の植物が織りなす景観を遮ることなく、自然と共存している様が美しい。
建築家は、アップルの建築物をすべて設計しているノーマン・フォスター。少し離れて隣接する新社屋と、これらを有する総面積17万5千m2の、アップルパーク全体の設計も行っている。


スティーブ・ジョブズ シアターの中。陽が落ちるとさらに幻想的な空間に。イベントの会場は階段を降りた地下1F。階段の手すりは石を削る原始的な方法で作られている。


階段を降りるとシアターの入り口。低い天井を抜けると客席が広がり、見下ろす先にステージが。シアターの向かいには、なだらかな丘を隔てて宇宙船とも呼ばれる、新社屋が見える。ここに、エンジニアをはじめ、全スタッフが入る予定。
新社屋には、世界最大のソーラーパネルが設置され、シアターは、再生可能なガラスやアルミ素材で建設。環境への配慮がいたるところになされている。さらに1年のうち、9カ月ほぼすべての時期が、冷暖房の電力が不要になる見込みだという。
講演は、スティーブ・ジョブズの言葉の引用からスタートした。
今回発表された新製品たちが表したように、彼の描いた未来、そして理念は、いつまでもアップルに息づき、そしてその実現するスピードは、年を追うごと加速している。
発表されたアイテムは全部で4種に及ぶ。
「Apple Watch Series 3(アップル ウォッチ シリーズ3)」
「iPhone 8(アイフォン8)、iPhone 8PLUS(アイフォン 8プラス)」
「Apple TV(アップルTV)」
「iPhone X(アイフォン テン)」
開発担当者たちによるプレゼンテーションが終わり振り返ると、そこには新製品と、笑顔で誇らしげに待ち受けるアップルのスタッフの姿が。


入場時は壁に覆われていたスペースにお試しエリアが出現。大きな壁は、魔法のように消えていた。人の山をかき分けて、早速トライ。
>>iPhone Xの新しい魅力とは? 次なるApple Watch×エルメスコラボのデザインは?
アップル https://www.apple.com/jp/