いま京都でしたい、11のこと。其の3 京都のギャラリーで、美しいうつわを探そう。
Interiors 2019.01.25
インテリアショップや老舗道具店を巡るだけでなく、アートオブジェを鑑賞するかのようにギャラリーでうつわを買うのが新しい。建築家によるデザイン空間で、玄人気分のうつわ探しを楽しもう。
美空間に溶け合う、アートな佇まいのうつわ。
京都やまほん
三重県伊賀市に本拠を構えるギャラリーの京都店が、二条に移転オープン。アーチ状の天井が奥へ奥へと続く美しい内装は、建築家でもあるオーナーが設計したもの。アートオブジェのようにうつわを飾りながら、その形や色がしっかりと見えるように計算したという。取り扱うのは、陶器、漆器、木工など、若手作家50人を中心に、オーナー自身が足を運んで選んだ日常使いのうつわ。年に10回ほど開催する企画展では、人気作家の作品を一挙に紹介する。
アーチ状の天井が、たまりのある空間を演出する。
床の間で使われる龍鬢(りゅうびん)が敷かれた棚に並ぶのは、福井の作家、中野知昭の作品。柔らかくやさしい佇まいの漆器が人気だ。折敷¥16,200、折敷の上の煮物椀¥27,000
辻村史朗の志野茶盌¥540,000、古谷宣幸の油滴天目茶盌¥129,600、吉田佳道の茶筅付き茶筅筒¥18,360など、棚に美しく陳列されている。
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※『フィガロジャポン』12月号より抜粋
photos : SHIN EBISU
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