アルネ・ヤコブセンの隠れた名作が、時を超えて復刻。

Interiors 2020.04.23

20世紀におけるデンマークデザインの第一人者、アルネ・ヤコブセン。彼の名前を聞いたことがなくても、エッグチェアやスワンチェア、セブンチェアなど、彼が生み出した数々のアイコニックな作品は、誰もが一度は目にしたことがあるはずだ。

その巨匠が自身のティータイムのためにデザインしたというトロリーが、50年の時を経てデンマークの老舗デザインブランド、フリッツ・ハンセンから復刻発売された。

1872年に創業したフリッツ・ハンセンは、各時代を象徴するデザイナーやアーティストとのコラボレーションにより、数々の名作家具、照明を世に送り出してきた。

ヤコブセンのポートフォリオのなかに眠っていたというこのアイテムは「AJトロリー」と名付けられ、この度初めて製品化。天板は木目を生かしてカラー塗装を施した「カラードアッシュ」、支柱にはステンレススチールを使用し、キャスターなど細部に至るまでヤコブセンのオリジナルデザインが丁寧に再現されている。いっぽうで構造も強化され、サイドテーブルとして、また、バーカートやサービストロリーとして、さまざまな用途での使用が可能に。美しいだけでなく、実用性も兼ね備える逸品だ。

時代を超えて暮らしに溶け込み、エターナルな輝きを放つAJトロリーで、「名作と暮らす日常」、そんな贅沢を叶えてみては。