子どもがのびのび過ごせる部屋作りとは?

Interiors 2021.05.14

眠る、夢みる、遊ぶ、勉強する……子どもたちがのびのびと過ごせる部屋を作るための5つのアドバイス。

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遊び心のあるハウスベッド。photo:Mathy by Bols

子どもたちにとって快適で機能的なコクーンを作ることは、いまや親にとっての最優先項目。子ども部屋向きのインテリア市場も急成長を続けている。安全性はもちろん、最近は居心地のよさや子どもたちの好みを考慮した部屋作りを求める傾向が強くなっている。おしゃれなブランドやオンラインショップ、専門店の数も増加中だ。家具メーカーのSilveraも子ども家具市場に進出。パリ17区にある110㎡のショールームには、ベビールームから小・中学生の子どもたちの部屋まで、子ども向けのスタイリッシュな家具やインテリアが展示されている。眠ったり、夢を見たり、遊んだり、勉強したり。子どもたちがのびのびと過ごせる空間作りに役立つ5つのアドバイスを紹介する。
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1.ベッドスペースを設ける。

ベッドのスペースは年齢に合わせて、快適な環境を作ってあげたい。ポイントは睡眠の妨げにならないように、他の空間ときちんと分けること。照明はナイトライトや調光機能のついたランプなど、優しい明かりを選んで。ベッドは兄弟姉妹がいる家なら、2段ベッドが実用的で場所も取らないのでおすすめだ。友だちのお泊まり用の寝床を用意しておくのも忘れずに。引き出し式のベッドがとても便利。ハウスベッドなど遊び心のあるタイプも子どもに人気だ。

2勉強スペースは使いやすく。

子どもが2歳になったら、お絵描きや塗り絵ができる小さな机を置くといい。小学校に入学すると、デッサンや読書、宿題と、このスペースが重要な役目を果たすことになる。高さ調節のできる机や、天板の拡張やレイアウトの変更ができるタイプなら、幼稚園から小学校卒業まで使い続けられる。中高生の場合は、デスクは機能性を重視し、整理棚にひと工夫あるタイプを選ぼう。収納できる折りたたみ式のデスクは狭い部屋でも置きやすい。ロフトベッドとセットになったデスクなら部屋を広く使えて、子どもも勉強に集中しやすい。

k_desk_by_rafa-kids.jpg折りたたみ式のデスク「K desk」はティーンエイジャー向き。Photo:Rafa Kids

3収納を重視する。

子どもが小さいうちは洋服を仕舞うチェストがひとつあれば充分。子どもはキノコのようににょきにょき成長するので、洋服も頻繁に買い換えなければならないから、大型のタンスを買う必要はない。もう少し大きくなったら、遊び心のある収納家具を選んでみよう。子どもたちも進んで片づけをするようになるはずだ。おもちゃの収納には、ケースや金属製のトランク、ファイバーや布製の大きなカゴがベスト。床に転がっているものを放り込めば、あっという間に片づけ完了。

4.遊びの空間を作る。

部屋の真ん中は家具で塞がないこと。移動に邪魔になるうえにのびのびと遊ぶ空間がなくなってしまう。小屋やティピーテントを置いて、遊び場を作ってあげるのもおすすめ。誰にも邪魔されない空間で、夢を見たり、本を読んだり、内緒話をしたり…。

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テントは遊んだり、おもちゃをあっという間に片づけたりする場所として便利。photo:Ferm Living

5.壁を飾る。

部屋は子どもたちの個性を映す鏡であると同時に、想像力を刺激する場所であることが大切。壁紙、ウォールステッカー、巨大塗り絵、子どもが描いたデッサンをボードに貼るなど、アイデアを駆使して、子どもたちの世界を賑やかに彩ろう!

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可愛いモチーフのウォールペーパーで、子ども部屋を楽しい空間に。photo:Ferm Living

texte:Carine Keyvan(madame.lefigaro.fr)

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