菅原敏の詩集を読むための香り、「森を泳ぐ」とは?
Interiors 2021.11.12
燃やすとレモンの香る詩集や、毎夜一編の詩を街に注ぐラジオ番組など、ユニークな試みを行ってきた詩人の菅原敏(すがわら びん)。この秋、詩と香りの新たな読書体験を楽しむために、今夏刊行された詩集『季節を脱いで ふたりは潜る』を読むためのアロマオイル「森を泳ぐ」が発売開始。
「森を泳ぐ」エッセンシャルオイル 10㎖ ¥3,500
「森の中で詩集のページをめくるように」と生まれた、このエッセンシャルオイルの監修は、fragrance yesが担当。ゼラニウム、サイプレス、ヒノキ、ヒバ、ローズウッドなどの香りがブレンドされた奥深いウッディノートが、詩の世界へのさらなる没入感を誘う。
「森の中でページをめくれば いつもよりずっと深く潜ることができる その理由を ちいさな小瓶に閉じ込めました 木々がゆらめく森の香りを泳ぎながら 言葉の尾びれをそっと掴んで たどり着く場所 お楽しみ頂ければ幸いです」とは、菅原敏からのメッセージ。
詩を嗅覚でも感じることで、想像力や感性がさらに刺激されそう。銀座蔦屋書店、恵文社一乗寺店では、ただいま刊行記念として期間限定で、詩と香りのフェアを開催中(銀座蔦屋書店:~2022年1月初旬、恵文社一条寺店:~11月30日))。ぜひこの香りとともに『季節を脱いで ふたりは潜る』を楽しんで。
text: Natsuko Kaodokura