韓国を代表するクラフトアートが待望の日本上陸！

クラフト文化が盛り上がる韓国で、いま世界から注目を集めている工芸家のパク・ホングの個展が、日本で初めてギャラリー・エスケーパーズで開催される。
その作品はヴィクトリア＆アルバート博物館やロエベ財団などに収蔵され、高い評価を受ける彼が制作活動を行っているのは、ソウルから車で2時間ほどの距離にあるアトリエ。
制作歴は30年以上にわたり、初期は韓国の伝統的な家具を作っていたが、2010年からは自身の子供に美しい芸術をたくさん見てほしいとの想いから、より芸術的な木工作品を手がけるように。翌11年から現在にいたるまでミラノトリエンナーレなど国内外で数多くの展覧会に参加している。

プレートやボウルといったテーブルウエアのほか、オブジェやテーブルなども展示、販売される。左：ボウルは30万円前後からあり、写真は￥363,000。中：プレートは5万円台〜13万円前後。右：オブジェやテーブルは30万円前後からあり、写真は￥328,900。

彼の作品を特徴づけるのは、独自に編み出した炭化技法。木をベースに石や葦、木の枝などで表面をなでて質感を変化させたり、火で焼いて炭化させることで表面に美しい文様を描くというもの。プリミティブな力強さと、シンプルかつエモーショナルな文様が際立つマスターピースに触れることができるこのレアな機会に、ぜひ駆けつけたい。