ボッテガ・ヴェネタがフロスとコラボ。アイコニックなランプのスペシャルエディションを制作。
Interiors 2024.12.05
ボッテガ・ヴェネタはイタリアの照明デザインブランド、フロスとのコラボレーションにより、ジノ・サルファッティが手がけたアイコニックなテーブルランプ「モデル 600」のスペシャルエディションを制作。
1912年、ヴェネツィアで生まれたジノ・サルファッティは、いまなおイタリアでもっとも名高い照明デザイナーのひとり。彼はそのキャリアを通じて600種類を超える照明器具のデザインを手がけ、素材、フォルム、新しい照明技術に対する革新的かつ実験的なアプローチで照明器具の概念を一新した。サルファッティは1939年にアルテルーチェ社を設立し、1973年に同社をフロスに売却。これが今回のコラボレーションにつながる。
サルファッティが手がけたテーブルランプ「モデル 600」は、ボッテガ・ヴェネタがヴィチェンツァで設立されたのと同じ1966年にデザインされた。このランプはパーツやフォルムに柔らかさを取り入れることで、新たな柔軟性を提案。革新的なデザインにより、卓上に置かれたランプはこれまでにないリラックスしたムードを醸しつつ、光の角度も調節可能となったのだ。
今回はこの「モデル 600」を再解釈し、そのレザーベースにボッテガ・ヴェネタのシグネチャーであるイントレチャートとフーラード イントレチャートがあしらわれている。フロスとボッテガ・ヴェネタの中核にある革新的なクラフトマンシップを反映し、オリジナルの電球の形はそのままに、最新のLED技術を搭載しているのもポイントだ。フロアランプとしてもテーブルランプとしても活用でき、またリフレクターの角度を変えることで、直接照明と間接照明を使い分けることも可能。すでに厳選された世界各国のボッテガ・ヴェネタ ストアとフロス ストアにて展開中なので、ぜひ実物をチェックしてみて。
text: Natsuko Kadokura