スパからナイトライフまで! 夏の香港おすすめスポット。
Travel 2017.08.25
かつて英国の植民地だったことから、アジアの魅力を保ちながら、欧米との文化的距離が近い香港。海外帰りの香港人、香港で一旗揚げようとやってきた欧米や東南アジアの人たち、舌と目が肥えた地元の人たちが、ノンストップでおいしさや楽しさを追求しているからこその活気が、街中にあふれている。
この夏香港を訪れたら、そんな街のエネルギーを最大限に楽しもう! 最先端の点心やヌードル、海鮮料理など、伝統料理の進化形の食はもちろん、スパにショッピング、コーヒーブレイクも欠かせない。そして一日の仕上げは、突き抜けた非日常を味わえる最新バーで大人のナイトライフ。忘れられない思い出になりそう。
12:00
確かな味とビジュアルで話題の麺料理店でランチ。
Dragon Noodles Academy/ドラゴン・ヌードルズ・アカデミー
1970年代のカラフルでキッチュな香港のムードを、モダンに再現したレストランがこちら。ボストン産ロブスターを使った濃厚なロブスタービスクをスープにした手打ち麺や斬新な点心など、華やかな見た目が人気。本格的な味と手頃な値段もうけて、おしゃれな香港っ子とグルマンドから絶大な支持を獲得中だ。
上から、「ロブスター麺」168香港ドル、伝統的なメニュー、ダイコン入りパイをストライプにしてロブスターの胴体に見立てた「ロブスターパフ」69香港ドル
ドラゴンや獅子舞などをあしらった店内。 photos : MIYUKI KUME
ドラゴン・ヌードルズ・アカデミー
Shop No. G04, G/F, Man Yee Arcade,
Man Yee Building, 68 Des Voeux Road Central,
Hong Kong
tel:852・2561・6688
営)11時30分~22時30分L.O.
無休
www.dragon-noodles.com
*『フィガロジャポン』2017年4月号より抜粋
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13:00
名門ワイナリーから生まれた、至福のフェイシャルを体験。
Caudalie Boutique SPA/コーダリー・ブティック・スパ
ブドウの種などの成分を活用した「ヴィノセラピー」を提唱する、コスメ&スパブランドが香港初出店。創業者はボルドーのワイナリー、シャトー・スミス・オー・ラフィットの出身。ワイナリーで働く女性たちの美肌も製品開発のヒントになったとか。製品の優しい使用感、施術後の肌の輝きからわかる即効性で、しあわせなスパタイムを約束してくれる。
上品なインテリア。「ヴィノパーフェクト・ラディエンス・フェイシャル」(50分)780香港ドル
年齢不詳の美貌を誇ったハンガリー女王に秘密調合で作った「ビューティ・エリクシール」は(写真左/100㎖)口コミで大人気。398香港ドル photos : MIYUKI KUME
3 Gough Street, Central, Hong Kong
tel:852・2319・1006
営)10時30分~19時30分(月〜木) 10時〜20時(金、土) 11時30分〜18時30分(日、祝)
無休
http://hk-en.caudalie.com
*『フィガロジャポン』2015年7月号より抜粋
>>旅の記念にアクセサリーを選んだら、隠れ家カフェでひと休み。
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15:00
抜群のセンスが光る、素敵アクセサリーを旅の記念に。
Callixto/カリクスト
ゴフ・ストリートの裏通りにあるショップ。人気セレクトショップを経営する目利きオーナーが、タイ、ベトナム、メキシコ、トルコなど、世界中を旅して選び抜いたアクセサリーがずらり。どれもカラフルな大胆さとロマンチックな繊細さとが兼ね備わった個性派デザインで、価格も手頃。居心地のよい空間で、充実した買い物タイムが過ごせる。
何にでも合わせやすいトルコのイズミール・ブレスレット230香港ドル。クラシックなイヤリングはメキシコから。425香港ドル
ヴィンテージのファブリックに、タイの少数民族の手で、刺繍とステッチが施されたバッグ620香港ドル photos : MIYUKI KUME
11 Mee Lun Street, Central, Hong Kong
tel:852・6316・9551
営)12時~19時30分
休)土、日
www.callixto.com
*『フィガロジャポン』2014年7月号より抜粋
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16:00
人気エリアの隠れ家カフェでおいしいコーヒーを。
Elephant Grounds/エレファント・グラウンド
いまでは香港各地にある人気カフェ、エレファント・グラウンドの1号店は、注目店が集まるゴフ・ストリートのセレクトショップWOAWの奥という隠れ家カフェ。カウンターとベンチがあるだけの小さなスペースながら、公園を見下ろす気持ちのいいテラスがあるので、ほのぼのした風景を眺めながら、丁寧に淹れたコーヒーやデザートを味わえる。街歩きの途中のブレイクタイムにどうぞ。
周辺のスタイリッシュなショップの店員さんたちも集まる。
週替わりのアイスクリームサンドイッチ68香港ドル。これはアボカドアイス。
繊細なラテアートにうっとりさせられる。ダークローストラテ48香港ドル
11 Gough Street, Central
tel: 852・2253・1313
営)11時30分~21時、日曜12時~19時
休)無休
http://www.elephantgrounds.com/
>>人気シェフの魚介料理のディナー後は、バーホッピング!
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18:00
ディナーは人気シェフが手がける魚介料理に舌鼓。
Fish School/フィッシュ・スクール
かつて小さな漁村だった香港。アラン・デュカスの下で修業し、いまは人気シェフとなったオーナーが、地元の漁師から稀少な海産物を毎日直接仕入れる。その食材を最大限に生かした、フレンチやイタリアンなどの枠を超えた創造性豊かな味とプレゼンテーションを堪能したい。その店名の通り、香港の古い文化を舌から楽しく学ぶことができる。
洗練されているけれども気取らないインテリア。
海産物はもちろん、地産の有機野菜も用いた美味しさが冴え渡る。イカのグリルのケールピューレとナスタチウム添え165香港ドル。生蟹とウニのマリネご飯185香港ドル photos : MIYUKI KUME
100 Third Street, Sai Ying Pun, Hong Kong
tel:852・2361・2966
営)18時〜22時30分 L.O.
休)月
www.fishschool.hk
*『フィガロジャポン』2016年3月号より抜粋
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21:00
シックで官能的なバーで、一期一会のカクテルをどうぞ。
J. Boroski/ジェイ・ボロスキー
大胆なデザインとシックなムードが共存する隠れ家バー。メニューはなく、気分と好みをバーテンダーに伝えると、一期一会のカクテルを作ってくれる。仕掛け人は、凄腕バーコンサルタントのジョセフ・ボロスキ―と、妖しげでクセのあるデザインが定評のインテリアデザイナー、アシュリー・サットン。進化を続ける香港のバーシーンでは、想像を超える体験が待っている!
フィガロをイメージしたカクテルは、トリュフやコーヒーのインフューズバーボンベース。180香港ドル
メタルを柔らかくカーブさせるのに苦心したそう。なんと天井には、ずらりとカブトムシが! photos : MIYUKI KUME
住所非公開
tel:852・2603・6020
営)19時~深夜
無休
※電話またはメールhk@jboroski.comにて要予約
*『フィガロジャポン』2016年12月号より抜粋
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22:00
250種類のジンが揃う隠れ家バーで、いち日を締めくくる。
Dr. Fern's Gin Parlour/ドクター・ファーンズ・ジン・パーラー
高級ブランドが密集するランドマークの地下に、遊び心たっぷりのスタイルでカクテルを提供する隠れ家バーが出現。診療所に見せかけたドアの向こうでは、ドクターに扮した白衣姿のバーテンダーが腕を振るう。世界中から集めたジンの数は250種類。アジアでは希少なブランドや手摘みしたばかりのハーブを用いたものなど、ここでしか味わえないカクテルを堪能したい。
左から、キンカンの甘酸っぱいカクテル「オアシス」140香港ドル。アールグレイを加えた「アールグレイ ネグロニ」140香港ドル
世界でもトップクラスのバーで経験を積んだ、バーテンダー。 photos : MIYUKI KUME
Shop B31A, First Basement Floor, Landmark Atrium, 15 Queen's Road Central, Hong Kong
tel:852・2111・9449
営)15時〜翌1時
無休
www.drfernshk.com
*『フィガロジャポン』2017年6月号より抜粋
※1香港ドル=約14円(2017年8月現在)
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香港在住ジャーナリスト、編集者、英日翻訳者。東京で女性誌編集者として勤務後、英国人と結婚。ノルウェー、スイス、イギリス、東京と流れに流れて香港へたどり着き早11年目。オープンで親切な人が多く、歩くだけで元気が出てくる街並み、新旧東西の文化が素敵に柔軟に混ざり合った香港が大好きに。夫と3人の子どもと郊外暮らし。雑誌、ガイドブックなどで主に香港とマカオの情報を発信中。個人ブログはhk-tokidoki.com