【ミラノ】シャンティークリーム入りのケーキが流行中。
Travel 2019.11.29
いまミラノでは、パティスリーが急増している。なかでも評判なのが、フランス・リヨンで開催されるペストリー・ワールドカップで上位入賞した「イジニオ・マッサーリ」と「パスティチェリア・マルテザーナ」だ。イタリアのケーキは従来、カスタードクリーム入りのものが多かったが、生クリームとカスタードクリームを入れたシャンティークリームが流行中だ。
ブレシャに本店がある「イジニオ・マッサーリ」はこの秋、ミラノのドゥオモ裏に新店をオープン。シグネチャーは、丸いパンブリオッシュのような生地の中に、たっぷりとシャンティークリームやマルサラクリーム(マルサラワインを少しずつ加えて煮詰めたクリーム)が入ったマリトッツォ。いつも午前中には売り切れという逸品だ。朝からカフェとブリオッシュを求める人たちで、行列を成している。
マリトッツォは持ち帰り4ユーロ、店内では5ユーロ。
テーブル席もある、ドゥオモ裏の新店。美しいケーキがズラリと並ぶ。
Via Guglielmo Marconi 4N06, 20123, Milano
tel : 02・49696962
営)7時30分~20時
無休
www.iginiomassari.it
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「パスティチェリア・マルテザーナ」も新店を続々とオープンし、現在ミラノに3軒、店を構える。シャンティークリーム入りの小さなシュークリームのようなケーキをはじめ、パスティチーニと呼ばれる20種類ほどのひと口サイズケーキが大人気。丁寧に作られた美しい見た目に、持ち帰りのパッケージも可愛く、ミラネーゼの手土産としても愛されている。
これからのクリスマスシーズンには、パネットーネも見逃せない。
チーズケーキ、ティラミス、シェンテリーフルーツケーキなど、ひと口サイズのケーキは各1ユーロというリーズナブルな価格。
オレンジのパッケージが目印。
Piazza Sant’ Agostino, 7, 20123 Milano
tel : 02・47760201
営)7時30分~20時
無休
※1ユーロ=約125円(2019年12月現在)
réalisation:KIYOE SAKAMOTO, photos:Frankie Vaughan