クリエイターを魅了する、島の文化に出合う旅。 【奄美大島】名物の鶏飯と島食材を味わうなら、この3軒。

Travel 2021.03.27

奄美大島に滞在中のお楽しみ、ぜひ食べておきたいのが、地元の人にも愛される名物の鶏飯と珍しい島食材を使った料理だ。奄美グルメに欠かせない新旧3つのアドレスを旅のリストに。

眼下に広がる海を眺めて、ユニークな島食材を味わう。

クルクル

大阪で17年間イタリアンを営んでいた店主が移住して昨年オープンした店は、地元の人たちからも注目される一軒。「島食材だけで勝負したい」と徹底的に地産地消にこだわり、旬の野菜や果物、新鮮な魚介類、黒豚あかりんとん、琉球イノシシといった、その時ある食材から閃いた料理を日替わりで提供。夜光貝のペペロンチーノやドラゴンフルーツの芽のソテーなど、本土ではあまり見られないユニークな島素材をモダンなひと皿で楽しめる。

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海が目の前のテラス席や木目調の内装は手作り。

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貝の身がプリプリ「夜光貝とトビンニャのペペロンチーノ」¥1,300、南国果物が相性抜群「生ハムのマリネ」¥900、シャキシャキ新食感「ドラゴンフルーツ芽のソテー」¥600、ナチュラルワインはグラス¥600~

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赤い建物が目印。

Kulu-kulu
クルクル

鹿児島県奄美市笠利町大字用安1257-12
tel:080-9108-8784
営)11時30分~14時L.O.、18時~21時30分L.O.
不定休 
予約したほうがいい
www.facebook.com/Kulu-Kulu-426131850759263

●奄美空港から車で約10分。

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透明度の高い海水から作る、クリアな島豆腐が自慢。

島とうふ屋

祖父が始めた豆腐店を継いで、3代目が食堂にリニューアル。透明度20m以上の奄美の海水のミネラル豊富なにがりと厳選した国産大豆で作られた島豆腐は、ほのかに甘く、クリアな味わいに驚かされる。家族に伝わる豆腐料理のレシピは、なんとノート4冊分。ピーナッツ豆腐の天ぷらやおからコロッケなど、ユニークな豆腐料理を含む約10品の週替わり定食に、湯豆腐や豆乳も食べ放題というコスパのよさで、昼時には常に満席になってしまう人気店だ。

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豆腐料理、サラダ、ところ天、汲み上げ湯葉、汁もの、ご飯、デザートがセットの週替わり「ちょこちょこ定食」¥900

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豆腐や総菜、伝統的な米の発酵飲料みきを販売。左から、甘さ控えめ「みき」500㎖ ¥170、この夏登場したデザート感覚の「パッションフルーツみきぐると」200㎖ ¥300

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昭和レトロな内装。

Shimatoufuya
島とうふ屋

鹿児島県大島郡龍郷町中勝1561-6
tel:0997-55-4411
営)11時~20時L.O. 
無休
https://shimatoufuya.jp

●奄美空港から車で約30分。

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養鶏場からスタートした、地元の人に愛される名店。

けいはん ひさ倉

江戸時代に薩摩の役人をもてなすためのものだった郷土料理の鶏飯。約30年前、大島紬の職人だった先代が養鶏場からスタートして始めたこの店は、朝から晩まで地元の人たちが訪れる。放し飼いの地鶏を4時間ほど煮出した、あっさりとした味わいながらコクのある特製スープが自慢だ。細かく裂いた鶏肉、錦糸卵、シイタケ、ネギ、ノリ、紅ショウガなどの具をご飯の上にのせて、スープをたっぷりとかけて。無農薬のタンカンの干皮が爽やかなアクセント。

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150席もの広い店内が昼時には満席になるほど、鶏飯は地元の人たちのソウルフード。「鶏飯」¥1,100

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「のびのびと育った鶏から出汁がしっかりととれるから、ほかの調味料は少しでいい」と、先代。養鶏場のほか、タンカンやパパイヤも自家栽培だ。

Keihan Hisakura
けいはん ひさ倉

鹿児島県大島郡龍郷町屋入516
tel:0997-62-2988
営)11時~20時L.O.(月、火、金~日) 11時~16時30分L.O.(水、木)
無休
www4.synapse.ne.jp/hisakura

●奄美空港から車で約20分。

●掲載店の営業時間、定休日、価格などは、取材時から変更になる可能性があります。
●宿泊料金、滞在プランは、客室タイプ、時季、サービス内容で異なるため、予約時に宿泊施設にご確認ください。

*『フィガロジャポン』2020年11月号より抜粋

photos : MIHO KAKUTA

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