マイルで14日間の世界一周ひとり旅。【Vol.2 タイ・マンダリン オリエンタル バンコク編】

Travel 2024.11.23

まりモグ

南国シンガポールに別れを告げ、やってきたのはやっぱり南国のタイ。

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今年の4月にも「バンコク、刺激的な旅へ!」特集の取材で2週間滞在しましたが、あの時の熱気が忘れられず、5カ月ぶりに再訪。

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エイプリルプールデイなど、特集に掲載したアドレスをひとつずつ行脚しつつも、今回は"ヴァカンス"なので、予定をあまり詰め込まないようにしました。そうなると、大事なのがホテル選び。特集同様"high&low"を旅のテーマにしていたので、コスパ重視の宿とリュクスな宿、両方体験することに。

チャオプラヤー川沿いに立つ、歴史ある5ツ星ホテルへ。

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今回の宿で最もリュクスだったのがマンダリン オリエンタル バンコク。このロビーを見てピンとくる方もいるかもしれませんが、映画『サヨナライツカ』(2009年)のロケ地になった場所。高級感&緊張感はありつつも、窓が大きく草花に満ちた開放的な空間が、旅人の心を癒やしてくれます。時間によってはここで生演奏も。

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マンダリン オリエンタル バンコクは1887年創業と、バンコクでも最も歴史のあるホテル。それだけに、インテリアも格調高く、部屋にいると街中での喧騒を忘れさせてくれます。

窓から見えるチャオプラヤー川、行き交う船を眺めながらひと休み......。

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まず訪れたのが「オーサーズ ラウンジ」。アフタヌーンティーがとにかく人気、と聞いていましたが来てみて納得。英国風とタイ風、ヴィーガン&グルテンフリーと3のメニューから悩みに悩んでタイ風をチョイス。ポメロ(八朔のようなフルーツ)のサラダにザクロのような見た目が可愛いタップティムグロープなど、タイの定番料理&デザートが集結! いろんなものを少しずつ食べたいという女子ゴコロをくすぐります。

 

チャオプラヤー川沿いに立つマンダリン オリエンタル バンコク。ユニークなのが、対岸にもレストランやスパが入る別棟があり、本館からそこまで専用の船が運行していること。別館にはイノヴェーティブなタイ料理を供するバーン プラヤとトラディッショナルなスタイルのサラ リム ナーム、ふたつのレストランが用意されています。

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今回はサラ リム ナームを選択。入店早々、タイ伝統舞踊が始まってびっくり! 指先まで美しい女性たちで繰り広げられるものや、猿の仮面をつけて踊る演劇スタイルのもの、バンブーダンスまで何種類もの伝統芸能が堪能できます。

舞踊を見ながらの食事はまた格別。宮廷料理をベースにしたコースは、さっぱりとしていくらでも食べられそうな青パパイヤのソムタムや、澄んだ味わいのシーフードとレモングラスのスープ、甘酸っぱいタマリンドソースがアクセントの川エビのグリルなど、洗練そのもの。華やかなベンジャロン焼きのうつわで供される料理もあり、気分はちょっぴりタイ貴族。

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翌朝は、オールデイダイニングのザ・ヴェランダでの朝食からスタート。チャオプラヤー川ビュー&オープンエアーで、そこに身を置くだけでとっても気持ちがいい! 朝からワインが進んでしまいます。

ブッフェスタイルのためまずはラインナップをチェック。飲茶、日本料理(茶碗蒸しを発見)、ベーカリーなどとにかく幅広い! 特に気に入ったのが、目の前で焼き上げてくれるクレープ、ワッフル、パンケーキの"粉もん"コーナー。すぐそばには6種類のアイスクリームが並び、カスタマイズも可能。さらに麺の屋台もあり、中華麺、米麺などこちらもカスタマイズ可能。屋外というロケーションもあいまって、だんだん楽しくなり、テーマパークに来た気分に。格式高い伝統あるホテルでありながら、リラックスさせてくれるフレンドリーな雰囲気が人気の理由なんだなと実感。

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最終日は再び川を渡り、スパへ。まだ2カ国目で旅は序盤ですが、ここで一旦身体をリフレッシュさせるべく、初めてタイ古式マッサージを受けました。通常はマットレスの上で施術を受けますが、こちらではトリートメント同様ベッドで。疲れている箇所など気になることを事前に伝え、全身丁寧に診てもらいました。痛さはまったくなく、じわじわと全身がほぐされていく感覚に。後半で、かの有名な(?)エビ反りになった時は少々慄きました。(何か音がしたような......)

すっかり身体もラクになり、リフレッシュしたところでチェックアウト。再び喧騒の街へ繰り出しました。次回、タイ旅の後半戦へ続く。

Mandarin Oriental Bangkok マンダリン オリエンタル バンコク
48 Oriental Avenue, Bangkok 10500, Thailand
(+66 )02-659-9000
料)デラックス 1ベッドルーム スイート75,000バーツ
https://www.mandarinoriental.com/ja/bangkok/chao-phraya-river/

幼少期よりアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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