【ひとり旅】旅慣れた人は2泊3日をどう過ごす? 宮城県・松島で三陸グルメや歴史に癒やされる。
Travel 2025.12.17
はじめてのひとり旅もこれで安心。世界中を飛び回るトラベルラバーがおすすめする、2泊3日の癒やしの旅とは? フィガロ.jpのパリブログでもおなじみのKeicoさんがガイド。温泉、グルメ、観光......ひとり時間を思うがままに堪能して!
Q. 2泊3日のリフレッシュ旅へ行くなら?
A. 宮城県・松島
いまなら国内旅行を選択します。限られた日程でもコンディションを崩さずに楽しめるのは、時差がない場所ならではのメリット。夜の散策や早朝散歩、思うがままに好きな場所へ出かけられる自由さは治安面の安心感があってこそ。
また、言語の壁もなく予約、移動、食事......どの場面でも迷わずスムーズに進められるのも後押ししてくれています。独特のマナーやチップ、習慣・文化の違いを気にせず楽しめるのは、ひとり旅に余裕を与えてくれると思います。景観の美しさや食材のおいしさを、じっくりと堪能できる土台となってくれると感じます。

円通院の紅葉。
Q. 松島がひとり旅に向いている理由は?
A. ひとり泊OKの温泉宿やスパリゾートホテルが充実。滞在中も時間を持て余さないアクティビティが多数あるのも◎
しっぽり静かに楽しむ日本旅館だけでなく、松島湾の景色、島々を望む景観重視のリゾートホテルが多い印象。好みのくつろぎスタイルで宿をチョイスできると感じました。また、ひとりで楽しめるアクティビティも充実。松島湾一周観光船での島巡りをはじめ、五大堂・福浦橋・円通院・瑞巌寺が徒歩圏内。迷わず、ひとりでも効率よく周れ、平坦なのでレンタルサイクルで巡るのもまた新鮮でおすすめです。

国宝・瑞巌寺の入口。
三陸でグルメは外せません。牡蠣フライ、牡蠣コロッケ、焼き牡蠣、笹かまぼこ、焼きたて煎餅、ずんだシェイク、ずんだソフト等々......ひとりで食べるのにちょうどいい量の食べ歩き店が充実しているのもうれしい。また、松島からの帰り道に仙台に寄り道すれば、カウンター文化が強く根付いているので、寿司、牛タン、カフェ、居酒屋まで幅広く味わえる。ひとり席が比較的豊富なので、ついつい足を運んでしまいます。

三陸牡蠣が3〜4個入った揚げたて爆弾牡蠣フライ。
Q. 現地でのおすすめの過ごし方は?
A. オールインクルーシブのスパリゾート温泉でリフレッシュ。日中はツアーなどでその土地ならではの魅力を味わう。
スパ、温泉、サウナ、岩塩岩盤浴も含まれた宿泊施設がおすすめ。タルゴ、アロマ、ヘッドスパなどのエステ&マッサージで思いっきり羽を伸ばしたい。気兼ねなく楽しめるオールインクルーシブの宿は、ひとり旅との相性もよし。
三陸の海鮮や、名物の牛タンなどのグルメも満喫しつつ、日中はサイクリングやウォーキングツアーに参加するのがおすすめ。宮城県は歴史が深く、日本史マニアにはもってこいです。国宝や重要文化財、歴史館はもちろん、ガラス美術館などカルチャースポットも充実。ほかにも、笹かまぼこ手焼き体験のようなクラフトにトライしてみるのもおもしろいかもしれません。伊達政宗ゆかりのスポットが街中に数多く点在しているのも、この土地ならではの魅力。ひとり旅なら、気の向くままにマイペースで巡れるのも好きです。

上:オールインクルーシブスタイルの温泉リゾート「松島温泉 松島一の坊」の庭園。 下:瑞巌寺の庭園。政宗公が朝鮮より持ち帰ったと伝わる紅白梅「臥龍梅」が春には庭を彩ります。
Q. ひとり旅で滞在する宿を選ぶ時のTIPSは?
A. 口コミとアクセスを重視。団体客が多そうなホテルは避ける。
普段はRelux(リラックス)というサイトを使うことが多い一方で、旅慣れた友人からの体験、おすすめを参考に交通アクセスの利便性も大切にしています。とくに、ひとりで滞在する時は団体客の多そうなホテル等は避けるようにすると、穏やかに過ごせます。

全室オーシャンビューの松島一の坊。
パリと東京行ったり来たりな生活を2004年よりデジタル版フィガロ・ジャポンにて「Comme d'habitude パリ東京行ったり来たりblog」で15年間綴ってきた、人生は旅!なトラベルラバー。現在は同タイトルでアメブロにて日々更新中。





