「ロイヤル・マンスール・マラケシュ」で、
エキゾティックなヴァカンスを。
Travel 2012.03.19
モロッコのマラケシュは、パリから飛行機で約3時間というアクセスのよさとエキゾティックなムードで、フランス人に人気が高い旅のデスティネーション。あのイヴ・サンローラン氏も愛し、邸宅を構えた場所としても有名だ。
その地に、モロッコ王室がラグジュアリーなホテル「ロイヤル・マンスール・マラケシュ」をオープンさせたのは2010年。外の喧噪を逃れて、一歩敷地内に足を踏み入れると、そこはモロッコのあらゆる伝統工芸の粋が集結したひとつの町のよう。
ロビーエリアの中央には、小さな噴水と水路が。床や柱を埋め尽くす、幾何学模様の精緻なタイルはモロッコの職人によるもの。
「メディナ」と呼ばれる旧市街を再現した敷地内は、さながら迷路のような趣。全53室の部屋は、すべて「リヤド」という一軒屋の贅沢なスタイルを採用している。いちばん小さなリヤドでも、1階がリビング、2階が寝室とバスルーム、3階が屋上テラスとなっていて、邸宅に暮らしているかのような優雅な滞在を満喫できる。
広いカテゴリーのリヤドには、ラウンジ風のスペースも。豪華な調度品に囲まれて、気分はプリンセス。調度品はすべて、このホテルのために作られたユニークピース。
壁の装飾やドレープなど、いたるところにハイセンスなクラフツマンシップが感じられる。インテリアはトラディショナルなモロカンスタイルを取り入れつつも、タッチパネルで室内温度や照明を調節でき、Wifiも完備するなど、設備・機能は最新。
各リヤドには、屋上テラスがついている。青空の下、マラケシュ市街を望みながら、のんびりしたひとときを楽しみたい。
「ロイヤル・マンスール・マラケシュ」では、本格的なハマムを備えたスパも自慢。100以上のトリートメントメニューの中から、お好みで好きなものを組み合わせて、ゆっくりと旅の疲れを癒してみては?
真っ白なアラベスク模様をふんだんに取り入れたゴージャスなスパのエントランス。奥のソファ席で、カウンセリングを行う。
女性用のハマム。熱で温められた大理石の床に身を横たえて、じんわりと身体を温めてから、垢擦りやマッサージなどをしてもらう。温泉好きの日本人には、まさに極楽。
さらにこのホテルに来たら外せないのはレストラン。朝から夜まで地中海料理をいただける「ラ・ターブル」をはじめ、とっておきのディナーにはモロッコ料理の「ラ・グランド・ターブル・マロケン」やフレンチの「ラ・グランド・ターブル・フランセーズ」を予約して、洗練の極みを堪能してほしい。有名シェフ、ヤニック・アレノ氏がメニュー監修を務めているので、味はお墨付きだ。
インテリアも美しい、モロッコ料理レストラン。奥の深いモロッコ料理は、舌の肥えたゲストも納得の味。ぜひドレスアップしてロマンティックなひとときを過ごしたい。
ディナー前後には、バーに立ち寄ってドリンクを嗜むのもおすすめ。「チムニー・ラウンジ」、「ル・バー」、「シガー・ラウンジ」、「ライブラリー」など、豪華な寛ぎスペースが充実しているのもこのホテルの特徴。
コンシェルジェデスクもこんなにゴージャス。スタッフはモロッコの各地方の民族衣装をモダンにアレンジした制服に身を包み、異国情緒たっぷり。サービスももちろん一流。
レストランにつながるブルー・パティオ。夜はキャンドルが灯され、幻想的な雰囲気。
ロイヤル・マンスール・マラケシュ 40 000 Marrakech, Morocco
Tel : +212.(0)5.29.80.80.80
Fax : +212.(0)5.29.80.80.91
全53室 リヤド・1ベッドルーム1,650ユーロ、リヤド・1ベッドルーム・デラックス2,100ユーロ、リヤド・2ベッドルーム4,550ユーロ、リヤド3ベッドルーム12,750ユーロ
カード:A、D、J、M、V
www.royalmansour.ma
*A=AMEX、D=DINERS、J=JCB、M=MASTER、V=VISA