たまには気分を変えて、イスラエル料理にしようか。

Paris 2017.02.13

パリではさまざまなエスニック料理が味わえる。ベトナムやタイといったアジア料理もいいけれど、たまには気分を変えて、イスラエル料理に挑戦してみるのはどうだろうか。マレ地区に今年1月オープンしたTavline(タヴリンヌ)。ヘブライ語でスパイスを意味するという。ロワ・ドゥ・シシル通りにあり、明るいブルーの外観が目印の小さなレストランだ。

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左:入り口のタイルも愛らしい空色の店。
右:シンプルで温かみのある内装。

メニューに並ぶのは、イスラエルの家庭で日常的に食されている料理の数々。シェフのコビ・ヴィロ=マルカはモロッコ出身だが、料理はパリのコルドン・ブルーで学び、その後修行を始めたビストロBenoitで4年間仕事をし、一時期9区にLa Vitrineという店を持っていたという経歴の持ち主。そんな彼によるパリ的タッチと微妙なスパイスミックスが料理に反映されているのが、マレ地区の他のイスラエル料理店とちょっと違うところ。メニューにはZaatar(オレガノに近い)、Hell(グリーンカルダモン)といった聞きなれないスパイスの説明ものせている。何にしようか迷った時は、店内を切り盛りするオーナーの一人ケレンが選ぶ手伝いを親切にしてくれるはず。

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左:毎日内容が変わるホームメイドのフレッシュジュース。この日はビーツとフルーツのミックス。6ユーロ。
右:甘さがうれしいミントティー。ホームメイドのお菓子と共に。

前菜にはカリフラワーのロースト、サーディンのマリネ、スイートポテト……と、日本人の口に馴染む味が並ぶ。メインには魚団子のグリルや卵とトマトの煮込み(シャクシュカ)などがあり、どの料理も野菜を共にたっぷりと食せるのが魅力である。イスラエル料理といわれると縁遠く感じられるが、これはオリエンタル地中海料理。気軽にブルーのドアをあけて入ってみよう。

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左:前菜4種セット。2人用で18ユーロ(前左はなす焼きのトマトソース、前右はざくろとサラダを添えたサーディンのマリネ、後左はウームス、後右はヨーグルトソースのカリフラワーのロースト)。
右:卵料理のシャクシュカ。16ユーロ。

Tavline
25 , rue du roi de Sicile
75004 Paris
tel  09 86 55 65 65
営)12:00~14:00、19:00~22:00
休)日・月
https://www.facebook.com/TAVLINE/

réalisation:MARIKO OMURA

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