ちょっと目立ちたい服を探しに、55クロワゼットへ。
Paris 2017.03.22
55クロワゼットはパリのフォーブル・サントノーレ通りに生まれたモードのセレクト・ショップ。カンヌではすでに知られた存在で、店名クロワゼットは、2014年にブティックを開いたカンヌの目ぬき通りの名前から。カンヌといえば映画祭、映画祭といえばスター……そう、ここは控えめなフレンチ・シック系より、個性的でカラフルで華やぎのある服のセレクションで定評がある。オーナーのマリス・ポンサンはカンヌ以前には、ムジェーヴ、クルシュヴェル、サン・トロペなど世界のセレブの保養地にブティックを持っていたというから、ターゲットは常にグラマー・ピープルのようだ。
フォーブル・サントノーレ通り、大統領官邸エリゼ宮のほぼ斜め向かい。
華麗なる70年代をイメージしたインテリアの店内。
パリ店のセレクションにはマリスの娘ルイーズも参加し、ヤング・セレブたちが喜ぶような品揃えが特徴だ。フランスだけでなく、イタリア、アメリカ、イギリス、トルコ、ポーランドといった国々からの約40ブランドがブティックを賑わせている。通りに面して右がレディース、左がメンズの入り口となっていて、ふたつのブティックは奥でつながっている。今後主にデニム素材のユニセックスのコーナーもできるらしい。
取り扱いブランドはAlexandra Vauthier, Redemption, Maison Martin Margiela, Preen, Damir Domaなどとても幅広い。
スニーカー、ジュエリー、バッグなど小物も目立ちたがり系向けの品揃えだ。左はMarzookのユニークなバッグ。
2階売り場。ペールグレーとメタルパープルのレザー・ジャケットはNour Hammourの品。
内装はウンベール&ポイエというモナコをベースにするデュオのインテリア・デザイナーによる。彼らが手がけたカンヌ店のインテリアが好評だったゆえの続投だ。華麗なる70年代というイメージでまとめられた400平米のブティックは、鏡とメタルが交差する吹き抜けのスペースが見応えがある。
左:レディース・ブティックの2階。
右:2階奥のレディース・ソワレの売り場から隣のメンズ・ブティックへと階段でつながっている。
ショッピングと合わせて、店内見学もぜひ!
目下、レディース・ブティックの1階ではNour Hammour(ヌール・アムール)のポップアップを展開中。パリにアトリエを構えるレザー・ジャケットのブランドで、ケイト・モス、テイラー・ヒル、ジジ・ハディッドたちに愛されている、というと、どんなジャケットかイメージしやすいだろう。レザーはあくまでもしなやかで、色も黒に限らず、メタリックもあればパステルも、と幅広い。アイレット、スタッズ、ビーズなどによるカスタマイズも可能である。
1階で開催中のNour Hammour のポップアップ。価格はシンプルなもので1,015ユーロから。
56/ 58, rue du Fbg St Honoré
75008 Paris
tel:01 42 68 34 43
営)10:30~19:30
休)日
www.55croisette.com
réalisation:MARIKO OMURA