6区にできたアニマで、パリシックにイタリアンを味わう。

Paris 2018.02.07

ボン・マルシェからもそう遠くないシェルシュ・ミディ通り。レストランの“仕掛け屋”ダヴィッド・ラネールがイタリア人シェフの友達マルコ・マルズィーリと共に開いた、イタリア料理店Anima(アニマ)が好評だ。アル・デンテがなんたるかパリジャンたちの間でやっと浸透してきたいま、イタリア料理店がどんどんと数を増やしている。特に10区、11区のことで、パリの6区でというのは珍しい。アニマは絨毯の工房だったという過去を微塵も感じさせない、黒と白を基調にしたシックで控えめなインテリア。 通りに面してビストロ・チェアが並べられていてイタリンといえど、とてもパリっぽい雰囲気。さすがパリ左岸! といいたくなる。

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シェルシュ・ミディ通りにオープンしたアニマ(photo:Mr.Tripper)。子ども時代からの仲良しだという仕掛け屋ダヴィッド(左)とイタリア人マルコによる冒険だ(photo:Mathias Paltrié)。

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全体的に黒と白でまとめられたシックな店内(トイレットペーパーも黒!)。壁に貼られたピエール フレイのパッチワーク布が、ちょっとだけ色を添える。photo:Mathias Paltrié

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ボン・マルシェとグランド・エピスリーの間のバック通りは、セーヴル通りを超えるとサン・プラシッド通りと名前を変える。その通りに入り、最初に交差するのがシェルシュ・ミディ通り。右折してアニマへ。photos:Mr.Tripper

イタリア南部出身のマルコによる料理は、素材重視でシンプル。地中海沿岸地方の味わい深い料理を堪能できる、という感じだろうか。メニューの片側は今週のピザを含む16種のピザ(10〜25ユーロ)、もう片側はアラカルトで、ヴィッテロ・トナートやブッラータなどの前菜7種(12〜16ユーロ)、メインは4種(18〜25ユーロ)、デザートは4種(7〜12ユーロ)という構成だ。

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ピザ16種に加え、フォカッチャ(9ユーロ/16ユーロ)も薪のかまどで焼かれて熱々でサービスされる。

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前菜のブッラータ。

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前菜にロールキャベツ(12ユーロ)というのが珍しい。

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メインはラザーニャ、ミラノ風カツレツ、牛肉煮込み、そしてタコのグリル(22ユーロ)。デザートはティラミスほか4種。photos:Mr .Tripper

オープンキッチンの中央に据えられたピザの大きな焼き釜から、ぷ〜んと香ばしいピザの匂いが漂い、店内を満たす。キッチンの周囲には大理石のカウンターが設けられ、食事もできる。食いしん坊にはここが特等席かも!

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テーブル席、オープンキッチンの周りのカウンター席、通りに面したカウンター席、テラス席……チョイスいろいろ。photos:Mr.Tripper

Anima(アニマ)
78, rue du Cherche-Midi
75006 Paris
tel:01 40 47 90 41
営)12:00~14:30、19:30〜23:00
無休
https://anima.paris/

réalisation:MARIKO OMURA

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