作原文子がパリの街角で見つけたいいもの、いい景色。
Paris 2018.08.18
いつ訪れても、私たちの心をときめかせてくれるものに満ちた街パリ。人気インテリアスタイリストの作原文子さんが、先日パリを訪れたときにふと出合った、素敵なものや景色をご紹介。
マレ地区にある、サボテン&多肉植物の店。
切り花のフラワーショップではなく、鉢植えの専門店というのが新鮮でした。小ぶりの可愛らしいものから、それなりに大きなサイズのものまで、アートともいえる個性豊かな植物がたくさん! やはりパリでもグリーンは人気なのですね。
Les Succlents Cactus (レ・スクロン・カクタス)
111 Rue de Turenne, 75003 Paris
http://www.lessucculentscactus.com
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メトロのサン・ポール駅を出たところで、突然遭遇したアトラクション! パリの街中で、そしてこのサイズ感で置かれていることに、ある意味感動です。パリの子どもたちは、普段からこんな乗り物で遊んでいるのかな……ちょっと羨ましい。
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海外の街を歩くとき、その国で生まれたプロダクトたちが、日常のシーンで使われているのを見かけると、思わず立ち止まってしまいます。なじんでいる、いや、なじみすぎているその姿に、納得している自分がいるのです。
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北マレにある、パリで最も古い屋根付きマルシェのひとつ。多国籍なカフェやレストランも常設しており、パリジャンから観光客まで常に多くの人で賑わう人気スポット。
仕事帰りでもギリギリ間に合う時間まで開いているマルシェ。新鮮な野菜が夜でも手に入るなんて、幸せですよね。まるで花束のようなハーブのブーケを見つけました。可愛いので思わず手にとり、料理する予定はなかったけれどそのまま買ってお持ち帰りに。
Marché des Enfants Rouges(マルシェ・デ・ザンファン・ルージュ)
39 rue de Bretagne - 75003 Paris
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プロのシェフやパティシエたちのご用達でもある、1820年創業の老舗調理道具専門店。業務用の商品がメインだが、個人でも1点から購入可能なので料理好き、道具好きにはたまらない。
パリ老舗の調理道具専門店E. Dehillerin (ドゥイルラン)で購入したアルミボウル。日本ではこのサイズ感がなかなか見つからないのです。ハーブと一緒に記念撮影。次回はサイズ違いで揃えようか……。充実した品揃えに、あれもこれも欲しくなってしまうこのお店。会計にたどり着くまでに、実にアナログなプロセスを踏まなければならないのだけど、それもまたパリらしいなあ……。
E. Dehillerin (ドゥイルラン)
18-20 Rue Coquillière, 75001 Paris
https://www.edehillerin.fr
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フードマルシェに紛れて出店していた古本屋さん。一見ミスマッチなこの光景に、思わず心が和みました。本だけでなく、ちょっとしたアートやポスターがテンポよく並んでいて、そのディスプレイに店主のこだわりを感じます。
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通りがかった小さな公園で、コンクリートとスチールで作られたシンプルなデザインの卓球台を発見。パリで卓球!? 私のイメージにはなかったので、ちょっとびっくり。小雨が降る静かな公園で、存在感ある佇まいが印象的でした。
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公園の掲示板に貼られていたパリ市のポスター。市内の公園に植栽されている樹木たちの紹介が、写真ではなくデッザンで描かれていて可愛い。訪れる土地で、必ずチェックしてしまう公共のサインやポスター。この植物図鑑みたいなデザインには、ひと目でやられてしまいました!
>>次ページでは、作原文子さんがパリで惹かれたブランドやプロダクト、ディスプレイをピックアップ!
texte : YUKIKO SAKUHARA