庭の眺めもご馳走。おいしすぎるカフェ・ジャックへ!

Paris 2019.03.30

ケ・ブランリー/ジャック・シラク美術館のカフェ・レストランが大変身を遂げた。その背景にはアラン・デュカスが! それまではカフェ・ブランリーという名前で、よくある美術館のカフェという程度だったのが、カフェ・ジャックと名前を変えて、ブノワ・ニューヨークやバスティード・ドゥ・ムスティエなどデュカス・グループのレストランでシェフを務めたオーレリオ・ドゥ・ラ・ルラーヴ・プラザが、カフェ・ジャックの新しいシェフとなり……“パリで外せないおいしいアドレス”のひとつとなったのだ。

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セーヌ河沿いに建つケ・ブランリー/ジャック・シラク美術館。

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若きシェフのオーレリオ・ドゥ・ラ・ルラーヴ・プラザ。photo @jmiart

ジル・クレモンが造園した緑の庭に囲まれた、ガラス張りのカフェ・ジャック。明るい店内に加え、テラス席もあるので、これからの季節は行列も覚悟していく必要があるかもしれない。美術館の敷地内にあるけれど独立した場所なので、近隣の人々にとっては最高のランチスポットなのだから。

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美術館の庭やカフェからエッフェル塔が眺められる。席数は店内88席、テラス88席。photo @jmiart

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パトリック・ブランが手がけた美術館外壁の垂直の庭だけでなく、まるで自然の中を歩いているような気にさせる敷地内の庭園も素晴らしい。南側のユニヴェルシテ通りの入り口から、庭園内の散歩のためにも人々が気軽に入ってくる。

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パリとその近郊でとれた上質な素材をシンプルに。これが料理の基本で、何を食べてもおいしい。 軽く食べたい、しっかり食べたい、デザートは絶対に食べたい……お腹の空き具合に合わせてオーダーができるメニュー構成は、とても気が利いている。ベジタリアン向け料理もいろいろ。お隣のテーブルに運ばれてくるお料理もおいしそうで……明日はあれにしよう!などと、食いしん坊が目を輝かすカフェ・ジャックである。

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前菜+メインまたはメイン+デザートで27ユーロ。エビのスパイシー・ココナッツ・カレー(24ユーロ)やポレンタを添えたビーフステーキ(22ユーロ)など、メイン。photo @jmiart

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卵とポタージュのコーナーより。スモークサーモンのエッグ・ベネディクト(14ユーロ)。マフィンではなくブリオッシュなのが、とてもエレガントだ。photo @jmiart

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クロック・ムッシュー、サラダ……独り占めせず、あれこれをシェアして楽しむこともできる。photo @jmiart

ケ・ブランリー美術館はオープンが11時から。その前にカフェ・ジャックで朝食をとって、ということもできる。食事のラストオーダーは15時30分までなので、美術館訪問を終えてから遅めのランチをとるのもいいだろう。美術館でのんびりしてしまったら、ホテルに戻る前においしいパティスリーのティータイムはいかが?

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カフェの入り口のケースに並ぶ誘惑的なパティスリー。Manufacture Alain Ducasseのチョコレートもカフェ内で販売している。

Café Jacques
Musée du Quai Branly-Jacques Chirac
27, quai de Branly
75007 Paris
営)9:30〜19:00(ランチL.O. 15:30)
休)月

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ひよこ豆、アーティチョーク、サーディンでタルティーヌはいかが?

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クリスピーベーコン好きが狂喜する(?) スクランブルエッグとベーコンのブリオッシュ(13ユーロ)。

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左はクリスピーベーコン、チキン、野菜のタルタルのサラダ(22ユーロ)、右はキヌア、スモークサーモン、カレー風味のカリフラワー、ザクロのサラダ(23ユーロ)。

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クロック・ムッシュー(17ユーロ)。

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チキンのローストも人参も、見るからに新鮮でおいしそう!(21ユーロ)

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ル・ジャックと命名されたベジタリアン・バーガー。グリーンサラダとセットで21ユーロ。

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ベジタリアンになれない人、なりたくない人に!

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手前のフラン・パティシエ(9ユーロ)はパリでナンバーワンかもしれない……。

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プロフィットロール・タルトレット(12ユーロ)。

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チョコレート・ヴィエノワに添えられるマドレーヌの、なんとも食欲をそそるふっくらとした姿。

réalisation:MARIKO OMURA

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