夏、フリュッティーニのフルーツ丸ごとシャーベットを。
Paris 2019.07.17
デパートのボン・マルシェのすぐ近く、シェルシュ・ミディ通りと交差するサン・プラシッド通りに、暑い日に駆けつけたい店がある。マリー=ロール・ポレとオリヴィア・ベルダのふたりが今年の初めにオープンしたFruttini(フリュッティーニ)だ。子ども時代にイタリアのバカンスで味わったけれど、パリにはない。ならば私たちが! とイタリアのアイスクリームマスターとのコラボレーションでふたりが始めたのは、フルーツ・ジブレ。寒い季節、暖房の効いた部屋でのディナーのデザートにも最高だけど、夏本番のいま、じつに魅力的な存在である。
フィリップ・モデルのビストロチェアのテラスが目印。
季節によって販売する果実は異なる。ピーチ10ユーロ、メロン35ユーロ。
大きなサイズの果物は、お呼ばれの手土産に最高だ。
キンカン(4.50ユーロ)、イチゴ(5ユーロ)といった小さなサイズの果物、ドラゴンフルーツやマンゴスチンのようなエキゾティックフルーツも。
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果物から果実をくり抜き、その果肉に水と微量の砂糖を加えて凍らせると、アイスクリームに近いクリーミーでねっとりとしたシャーベットができあがる。フリュッティーニのブティックをカラフルに彩っているのは、そのシャーベットを詰めた大小さまざまな季節の果物。すべて手仕事で丁寧に作られた、自然の味覚が凝縮されたハイクオリティのシャーベットは、ピンク色を効かせたフェミニンな内装の店内でのイートインも可能だ。
フェミニンだけどクール!? な店内。
近くのシェルシュ・ミディ通りにはLa Maison du MochiやAlain Ducasse Caféも。photos:Anne-Charlotte Barnouin
24, rue Saint-Placide
75006 Paris
tel:01 43 20 47 31
営)10時30分(日12時)〜19時
無休
https://fruttinibymo.fr
réalisation:MARIKO OMURA