ハルミ・クロソフスカとゴッサンス、ジュエリー再共演。
Paris 2019.11.30
ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラとシャネルのメティエダールのひとつGoossens(ゴッサンス)との初めてのカプセルコレクションが発表されたのは、いまから1年ほど前だ。自然界からインスピレーションを得て、神秘的でポエティックなジュエリーをクリエイトする画家バルテュスの娘ハルミ。今年2月、東京の京都造形芸術大学 外苑キャンパスにて『Vestigia Naturae - ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ』展が開催され、これは彼女の芸術的ジュエリー&オブジェが日本で初めてまとめて紹介されるよい機会だった。その彼女とゴッサンスによる2回目のカプセル・コレクションが、ゴッサンスのブティックで販売されている。


初回はヤドリギ、ザクロといった植物がモチーフだったが、今回は動物界をテーマにしたコレクションである。ライオンと蛇が真鍮素材のバロックテイストのリングやブレスレットに。身につけている人の動きで輝きを放つのは、目にはめ込まれているロッククリスタル。これはゴッサンスがメゾン誕生以来愛し続けている石だ。手仕事の美しさが光るカプセルコレクション。アンティークジュエリーのようなメンズタイプのリングも魅力なら、左右デザインがアンバランスなイヤリングも欲しくなる。


蛇を口にくわえたライオンはリング(480ユーロ)、ブローチ(450ユーロ)に。ライオンはマンシェット・ブレスレット(870ユーロ)のモチーフにも。
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新作のボディペイントは、マルク・アントワンヌ・コルティキアートに調香が任された。洋ナシと唐辛子という意外に思える組み合わせ。悦楽のクラブで用いられた秘伝の香りに着想を得ているそうで、フルーツのセクシーな香りを愉しめる。


蛇のリング(左420ユーロ)、ブレスレット(490ユーロ)


その昔、男性が身につけた刻印リングにインスパイアされた男女兼用リング。蛇(580ユーロ)、ライオン(380ユーロ)。


蛇のネックレス(520ユーロ)とライオンのイヤリング(690ユーロ)。
Goossens
416, rue Saint-Honoré 75008 Paris
営)11時〜19時
休)日
tel:01 42 86 84 88
https://goossens-paris.com
réalisation:MARIKO OMURA