ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ、初のノエル。
Paris 2019.12.21
3月末にシャンゼリゼ大通りにオープンしたギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ。デパートというより巨大なコンセプトストアというのが魅力で、ポップアップが次々と開催され、いつ行っても何か新しい出合いがある。そしてモードもビューティも世界中からセレクトされたブランドを発見でき、買い物好きにはたまらないワンダーランド……まるで、懐かしのコレットみたい。コレットは地下のウォーターバーも人気だったけれど、こちらの地下はフードコートとさらに一歩進んでいる。
4フロアからなるギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼにとって、今年が初めてのクリスマス。いったい何を提案しているのだろう。
2階のレストランCitronでは、オペラ通りにパン屋を開いたル・ムーリスのシェフ・パティシエの名作「レモン」がメニューにあるのだが、クリスマスシーズン中、雪のように真っ白な「レモン」(25ユーロ)がオーダーできる。ココナッツにちょっぴり胡椒味のフレッシュなスイーツは、まさにこの場所だけのオリジナルだ。


フードコートでは軽食をとるついでに買い物ができるので便利。日本に入っていないア・ラ・メール・ド・ファミーユの「マロン・グラッセ」(写真左、10個入31ユーロ)は19世紀から変わらぬ製法により、まるで宝石のような輝きが特徴だ。お土産にひと箱いかが? ジル・マルシャルがコラボレートしたキャビア・カスピアのビュッシュ・ド・ノエル(写真右)も販売している。チョコレートと黒トリュフの繊細かつ官能的な味は、クリスマスの宵の思い出をより華やかにしてくれる。1人用(12ユーロ)の小さなサイズは、ホテル滞在の旅人にはうれしいはずだ(4〜6名用は55ユーロ)。


ニッチな香りに出合えるのもギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼのビューティフロアの人気の所以である。たとえば、フランス発のOMAIE(写真左、190ユーロ)、そしてフランス語の名前ながらL.A.生まれのRégime des Fleurs(写真右、230ユーロ)。香りを知るより前に、ボトルの美しさにひかれてつい手にとってしまう。どんな香りが中に隠されているのか……は試してのお楽しみだ。
オーストリアのオーガニックスパのブランドSusanne Kaufmann。人気のハーブをとじこめたオイルも扱っているけれど、クリスマス時期に自分にプレゼントしたくなるのはハンドクリーム、フットクリーム、保湿マスク、ファーミングオイル、ボディバター、バスソルトをセットしたホーム・スパ・ボックスでは?




日本で入手しにくかったり、あまりチョイスの可能性のないブランドのアクセサリーなどを入手するチャンスでもある。シドニーのReliquia(上)のバレッタやイヤリング、Lele Sadoughi(中)のパールのカチューシャ、NYブランドLizzie Fortunato(下)のファンタジー溢れるバッグやジュエリー……。
60, avenue des Champs-Elysées
75008 Paris
営)10時30分〜23時(火~土) 10時30分~22時(日、月)
無休
www.galerieslafayettechampselysees.com
réalisation:MARIKO OMURA