サラ・ラヴォワンヌ、インテリアもモードも自然の手触り。

Paris 2020.05.16

長い外出制限期間中、壁の色を変えよう、ここに花器を置くのも悪くない、ランチョンマットを新しくしよう、食事が楽しくなる器が欲しい、etc...と思いながら、アパルトマンでの自宅時間を過ごしていたパリジェンヌたち。自由に外出ができるようになるや、彼女たちは早速サラ・ラヴォワンヌのブティック「メゾン・サラ・ラヴォワンヌ(M.S.L)」へ。

サラによる新しいコレクションは、自由を謳歌し、飾り気のない力強い美しさが魅力の雑草“エルブ・フォル”にインスパイアされている。野生の草花がモチーフとなり、色となり……都会の暮らしに自然をもたらすコレクション。可能な限りのサステイナブルなクリエイションを目指し、自然保護に心を砕くサラは、使用する素材の選択、その扱い方にも配慮を欠かさず。生産もコレクションの80%がヨーロッパなら、その大部分がフランス国内だ。

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最新コレクションのテーマはエルブ・フォル(雑草)。photo : Mariko Omura

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インテリア、そしてモードも。photo : Mariko Omura

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オーガニックのカディコットンを使用したプレード「Jasmin」(220×140cm) 220ユーロ。同素材のクッションは68ユーロ〜

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クッションなどに用いられているモチーフ「Pâquerette(パクレット/ひなぎく)」。

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このコレクションの中でも入手しやすく、また繊細な色合いを楽しめるのはオーガニックのカディコットンや麻などを使用したテーブルリネンだろうか。たとえば、「Pissenlit(ピサンリ/たんぽぽ)」と命名されたシリーズ。白い綿毛がフワフラと宙を浮くモチーフは、とてもデリケートで軽やかだ。

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ピサンリのランチョンマット(45×35cm)。素材はコットンと麻で、ブルーやオレンジなど合計4色。各14ユーロ。同じモチーフのエプロンやトルションもある。

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繊細な色使いのナプキン(45×45cm)。素材はコットンと麻。18ユーロ。同色、同素材のテーブルクロスも揃えられる。

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「Bouton d’or(ブートン・ドール/きんぽうげ)」のナプキン。26ユーロ。ブルー、赤など他色もあり、またテーブルクロス、トルションも同じ素材で揃えられる。

サラ・ラヴォワンヌの自然への回帰。60〜70年代のヒッピーたちのように、その自由な気分と喜びを讃えるプレタポルテのコレクションもここに紹介しよう。

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ヴィクトワール広場のブティックで開催された新作発表会のディスプレイより。ラフィアの帽子がまるで明るく輝く太陽のよう。photo : Mariko Omura

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ビオのコットンのクロッシェドレス「Estelle」。各245ユーロ

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ペーズリーライクなプリントのシャツ「Célia」。シルク素材で260ユーロ。同素材のワンピース「Céleste」は420ユーロ。

Maison Sarah Lavoine
6, place des Victoires
75002 Paris
www.maisonsarahlavoine.com

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réalisation : MARIKO OMURA

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