フランスで庭はじめました【2020 Novembre】 さよなら庭の桜の木。

Paris 2020.11.22

吉田パンダ

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こんにちは、吉田パンダです。先日骨付き豚ロースにパン粉をつけて、自分でトンカツを作ってみました。けっこうおいしくできたのですが、食べる時に肉と一緒に骨のかけらを思いっきり噛んでしまい、奥歯が割れるという事態に、、←弱い。結局そのトンカツのせいで、奥歯治療に10万円。どんなブランドロース肉にも負けない、人生でいちばん高いトンカツとなりました。ああ、ヒレにしておけばよかった←そういう問題?

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さて、ちょっと時間を巻き戻して歯が割れる前(←どうでもいい)、まだバラが咲く季節にパリの北東はMorienvalという街にある、デヴィッド・オースティンのバラ園を訪ねてきました。

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この時はまだ、あづきも元気な頃。

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亡くなる年になってペット用乳母車を購入したのですが、もっと前から買って散歩に連れていけばよかったといまは思います。老犬を飼っている方にはおすすめです。

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「いまはオレの車だがな!」

ははっ。

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というわけで、バラ園。修道院内ののどかな敷地の中にあります。

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「あの、コロナ禍のせいでいまはバラ園閉まっているんだウマ」

そうなんです。残念ながら今年はバラ園が開かず、オープンしているのはショップのみ。バラの苗は売っているので、それを目当てに来てみました。

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こちらがショップ。

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いつもよりは数が少ないという、苗の展示販売。

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白バラを探しに来たんですが、残念ながらこの日はほとんどありません。

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バラ選びの相談にのってくれるファブリスさん。

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犬も飼われています。名前はダンだったような、、(うろ覚え)。

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「やーめーれー」

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「こう見えても乙女ですからね。ちなみに猫は大嫌いよ」

はいはい。

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店内には奥さんのカトリーヌがセレクトした、イギリス製の小物など。

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結局バラを2苗買って、帰路につきました。

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田舎道をドライブして帰ります。コロナが落ち着いたら、ちゃんとバラ園を訪ねてみたいですね。

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帰ってから蔓バラを玄関の横に植えてと、、。

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「ちょっとこの出べそ猫、どうにかしてよ」

と訴えているのは、家猫ノア。優しくしてあげてな。

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さて、庭の遠景。中心にシンボルツリーとなる桜の樹があるんですが、この家を契約した2年前に咲いたのを最後に、葉も付けなくなってしまいました。植木屋さんに診てもらったところ、もう枯れているよということで、思い切って薪にすることに。

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ご近所ネットワークで探した、ロドルフさんにお願いします。

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「ジロ、、なんか知らない人が来てますよ」

電鋸はうるさいよね。ごめんな。

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想い出の桜の樹、子供の頃はこの桜を見上げながら通学したんだっけ←妄想入りました。

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「イテテテテ!」←アフレコやめて。

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かくして、樹齢約20年の桜は切られることに、、。で、この切り株はまだ生きている可能性があるそうです。根が生きていれば、1〜2年すると切った切り株からまた新芽が出てくると。そのことを日本語では「蘖(ひこばえ)」と言うんですね。最初は切り株も根もすべて掘り起こし、同じ場所に別な里桜を植えようと計画していたのですが、植木屋さんいわくせめて3〜4m離して植えたほうがいいと。桜には連作障害といって、同じ場所に植えるとうまく育たないことが多いそうです。この切り株の上に板をのせてテーブルにしたら?と言われていますが、まだ生きているかも知れない可能性を摘んでしまうのも心苦しく、、。迷っていますが切り株はこのままに、ちょっと離れたところに新しい桜を植えようかと考えています。

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だいぶスッキリしてしまった、、(さみしい)。今後の計画ですが、右にちらりと見えるキャラバンの前に簡単なウッドデッキを作り、桜があった場所の左側、隣家との仕切りスペースに果樹を10本くらい植えようかと思っています。リンゴ、洋梨、柿、桃、プルーン、イチジクなどなど。お近くにいらした際は、どうぞつまみ食いに立ち寄ってください。

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida

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