モードへの愛を諦めないパリっ子たち 可愛いもの好きなモデルが始めた、小さなブロカント。
Paris 2021.05.24
コロナ禍でファッション界はデジタルシフトが進むなか、実店舗にこだわったパリジャンたちもいる。モデルのマエ・ラプレは、世界中から集めたヴィンテージを扱う小さなブロカント「メイメイラプレ」をオープン。
おしゃれをすることは、自分を大切にすることだと伝えたい。
1992年、パリ生まれ。カナダ人の父と中国人の母を持つ。グッチやミュウミュウなどの広告で活躍中。独特のヴィンテージスタイルはストリートスナップでも人気。パリ郊外の自宅で犬1匹、オウム3羽、カメレオン1匹と暮らす。
Instagram:@meimeilapres
今年1月、モデルのマエ・ラプレが、小さなブロカントをクリニャンクールのヴェルネゾン地区にオープン。
「コロナ禍の前に、彫刻の台を作るアトリエだったテナントをインターネットで見つけて、内見したらひと目惚れしてしまったの。昔から友人たちに『お店をやればいいのに』と言われていたのだけど、いまなら時間もあるし……と一念発起。念願のブロカントを開くことに。ロックダウン中にDIY で少しずつ工事を進めて、オブジェを買い付けたり、世界中から集めてきたヴィンテージ服を整理してお店に並べています」
可愛いものを見つけたら買わずにはいられないと笑うマエ。モデルの仕事で海外を飛び回り、空港とスタジオの往復だけでも、常に両手いっぱいに気に入ったものを持ち帰っていたという。
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まずは自分を喜ばせる。
「コロナで外出する機会が減って気分が塞ぐけれど、まずは自分を大切にすること。ちゃんとおしゃれをするのもそのうちのひとつ。おしゃれは自分を主張すること。他人の意見や周りにどう見られるかは関係ないと思う」
人を喜ばせる前に、まずは自分を喜ばせないと、というのがマエの信条。
「そういう人のために、カッコいいもの、厳選されたものを提案したい。最初から決まったスタイルを持って生まれてくる人はいないから、常に研究心と好奇心を持って、自分らしさを開拓していく。そんなことをこの店から発信できたらと思っています」
いままで仕事で海外に行き、パリにいることが少なかったマエ。自分や家族を大切にする時間が必要だと気付き、コロナを機にペットと一緒に過ごす時間も増えて、体調もメンタルもよくなったと笑顔で答える。今後もモデル活動は続けていくが、撮影がない日は店に立ち、お客さんと話したいという。自分のモデルとしての作品を発信するプラットフォームをオンラインで展開する、という夢も思い描いている。
メイメイラプレ
allée 7, 122 bis, Marché Vernaison 93400, Saint-Ouen
Ⓜ PORTE DE CLIGNANCOURT
営)10時~19時
休)火~金
Instagram:@lapresmeimei
*「フィガロジャポン」2021年5月号より抜粋
photos : ALEXANDRE TABASTE, réalisation : MASAE TAKANAKA