チュイルリー公園の緑の中に、プティ・プリソンの巨大なテラス。

晴天に恵まれた6月8日、プティ・プリソンがチュイルリー公園の中にオープンした。周囲を緑に囲まれた240席の売店。これからの季節、時間帯によっては席の争奪戦となってしまうかもしれないおいしく快適な場所の誕生だ。テイクアウトも可能なので、公園内のお気に入りの場所でピクニックするのもいいだろう。

ユネスコの世界遺産に登録されているチュイルリー公園。似たような赤いテントを出す売店は公園内にほかにも2〜3軒あるので間違えないように。プティ・プリソンができたのは、ルーヴル美術館とコンコルド広場を繋ぐ中央道のすぐ脇、有名なシーザーの像の近くだ。

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クロックムッシュ、シーザーサラダ、モッツァレラ・トマト……それにチュイルリー公園だけの限定でもうじきブルターニュ・ホットドッグ、ワッフルも。もちろん、飲み物、アイスクリームなども揃っている。といったお口の喜びに加え、朝食とヨガレッスンのセットやフード＆ライフスタイル雑誌の創始者のトークショーといったイベントもこれから開催されるそうだ。うれしいことに、夜は23時までの営業。このテラスで冷えたワインを前に、パリのなかなか暮れない夏の宵を過ごすのも、素敵な思い出となるのでは？

朝食から食後酒まで、お腹にあわせて自由に活用できる便利なプティ・プリソンだ。

プティ・プリソンの赤いテントの下の席もいいけれど、公園内では椅子やベンチがあちこちに見つかるのでテイクアウトするのも悪くない。photo：Mariko Omura