アーティポップな金物雑貨店、ラムール・フー【日常を楽しく美しく】

Paris 2021.06.17

在宅時間が増えたせいだろうか。日用品を扱うブティックがパリで増えているようだ。お鍋もあればトンカチも売るといった何でも屋だけれど、若いオーナーたちのこだわりで選び抜かれた品は見た目も美しく、そして店のインテリアもなかなかおしゃれである。

たとえば11区のバスティーユ地区に5月にオープンするや、すぐに地元住民たちが常連に!という「L'Amour Fou(ラムール・フー)」。真っ白い壁に、赤く店名を描いた外観がまずは人目を引くブティックだ。オーナーはジュリアン、そしてモード界から転身した英国人のジョージーのふたり。外観のみならず店内も赤と白でまとめたポップな雰囲気の中に集められているのは、ジョージーによると“すべて自然に還る素材の品”なのだという。子ども用のおもちゃもあって、取り扱う商品のジャンルの幅も広い。パリでは見つけない英国の小さなブランドの品も取り寄せていて、とてもアイテム数が豊富。何か買わずには出たくない!気を起こさせるブティックである。

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オーナーのジョージー(右)とジュリアン。外も中も赤と白でポップでグラフィックなL’Amour Fou。photos:©lamourfou

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土に還る素材にこだわったセレクション。スキンケア、調理道具、工具、パズル……棚の中をじっくりと覗いて楽しい宝探しを!

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リュック使いも可能なトートバッグ、ホーローのマグやランプシェード、カラフルな電気コードなど日常を彩るあれこれ。

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左:英国製のスケルトン・スピーカー。490ユーロ 右:花が浮き彫りされたお皿が北欧から到着。花は4種で1枚12ユーロ

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イラストレーターとコラボレーションから生まれるロゴ入りのオリジナル商品も扱っている。半年ごとに新たなイラストレーターと、アイテムも変えて……というアイデア。初回はアガタ・ソルレとのコラボレーションで、カラフェ、カフェオレボウル、そしてトートバッグがある。次回はお皿があるのよ!とジョージーが声を弾ませる。コラボレーションの相手は秘密! そのほか、コンフィチュール・パリジェンヌとのコラボレーションのパリ産ジャムも。これはこの店でしか買えないオリジナル味だ。

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アガタ・ソレルとのコラボレーションによるカフェオレボウルとカラフェ。

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左:棚の中段左は、Confiture Parisienneとのコラボレーションによるメイド・イン・パリのジャム(フランボワーズ、アプリコット、スターアニス)。14.90ユーロ。その右隣は、French Biscuit のかりっとおいしいピスケット。1枚ずつに愛のメッセージが刻まれている。13.90ユーロ 右:愛をテーマに、Hotel Amour のグラスも販売。

L’Amour fou
3, rue Sedaine
75011 Paris
営)11時〜19時30分(金土〜20時)、10時30分〜13時30分(日)
休 月
www.lamourfou.com
Instagram @l.a.m.o.u.r.f.o.u

editing : Mariko Omura

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