リッツ・パリのノエルは、ビュッシュとマラン・モンタギュ。
Paris 2021.11.14
左: リッツ・モチーフを描いたシルクのスカーフを持つマラン・モンタギュ。 右: クリスマスのためのクリエイションを発表するフランソワ・ペレ。photos:(左)Romaine Ricard、(右)Mariko Omura
リッツ・パリ × マラン・モンタギュ
『マラン・モンタギュの素晴らしきパリ(Le Paris merveilleux de Marin Montagut)』を出版し、愛するパリのアドレスを披露したばかりのマラン・モンタギュ。次なる冒険はリッツ・ホテルとのコラボレーションだ。ホテルから白紙依頼された彼がデザインしたクリスマスシーズンのためのポエティックな限定コレクションが、ホテル内のコンセプトストアとホテルのオンラインブティックで11月25日から販売される。
左: シークレットブック(140ユーロ〜)は熊のベルキャプテン、鍵、菩提樹の3種。ヴァンドーム広場の円柱やフランソワ・ペレのマドレーヌなど、ホテルになじみの要素をちりばめたクッション(140ユーロ)。 中: ホテルの外観を描くマラン。 右: トレイ(80ユーロ)もシークレットブックと同じく3種のモチーフ。photos:Romain Ricard
スカーフ、クッション、トレイ、シークレットブックのほかにも、ホテルに1912年から食器を納めているアビランド社製造のリモージュ磁器のお皿なども。マグカップ(110ユーロ)も気になる。photo:Bernhard Winkelmann
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お皿の上にクリスマスツリーが
クリスマスにビュッシュ・ド・ノエルは欠かせない。シェフ・パティシエのフランソワ・ペレが今年提案するのは、ビュッシュ・サパン。パナマ産72%のダークチョコレートの甘くてほろ苦いムースはどこまでも軽く、ときどきカリッと口の中で弾けるアーモンドプラリネがなんだかうれしくて……。見た目はいささか大きく感じるビュッシュだけど、ひと口、またひと口と食べ進んでしまう。6名用あるいは10名用のシェアするタイプは1本の大きなモミの木で、1名用はそのモミの木のいちばん上の部分を独り占め。グラサージュの輝きが食卓にお祭り気分をプラスする、シンプルながら華やぎのあるビュッシュ・サパンだ。
左: 1名用(16ユーロ)は12月4日からLe Comptoirにてイートイン、テイクアウト販売が始まる。 右: 6名用(105ユーロ)、10名用(160ユーロ)のオーダーは12月4日から受付開始。photos:Bernhard Winkelmann
38, rue Cambon
75001 Paris
www.ritzparis.com/en-GB/fine-dining-paris/ritz-paris-le-comptoir