アルザスの小さな村の陶器が、パリのラ・トレゾルリーに。
Paris 2021.11.26
ラ・トレゾルリィとファニー・ミュレールのコラボレーションによるスフレンハイム村の陶器。
アルザス地方の北部にSoufflenheim (スフレンハイム)という小さな村がある。そこのツーリストオフィスのサイトを見てもわかるように、この村は職人たちが昔ながらの技法で手作りするぽってりとした陶器が名物だ。この村の陶器に精通しているストラスブール出身のデザイナーFanny Muller(ファニー・ミュレール)と11区の「La Trésorerie(ラ・トレゾルリー)」がこの冬、コラボレーションを行った。フリードマン、グラセル、リュドヴィグというスフレンハイム村の3つの陶器工房がそれぞれ生み出す代表的な型の陶器が、ファニーが選んだ色でこのコラボレーションのために製作されたのだ。手仕事の温もりがこめられた厚手の陶器は、これからの寒い時期の自宅時間をともに過ごすのにぴったりの存在では? 販売はブティックおよびサイトにて。
1870年創業の「Poterie Ludwig(ポットリィ・リュドヴィグ)」。上段の左は鍋18cm(39.50ユーロ)、右はテリーヌ型(26.40ユーロ)。下段の左は蓋つき楕円皿(46.30ユーロ)、右は丸皿(21.60ユーロ)。
村で最も古い工房のひとつに数えられるのが1802年創業「Poterie Friedmann(ポットリィ・フリードマン)」。現在の7代目も工房代々の製法を守っている。クグロフ型は4サイズあり、直径10cm(11ユーロ)、直径16cm(17.50ユーロ)、直径20cm(23.50ユーロ)、直径24cm(26.50ユーロ)
Betschdorf(ベッチドルフ)で歴史を始め、1984年にスフレンハイムに移ってきた「Poterie Graessel(ポットリィ・グラセル)」。上段はマグカップ。白、ブルー、ベージュの3色あり各11ユーロ)。下はボール。サイズは大(11ユーロ)と小(8.50ユーロ)。色は白、ブルー、ベージュの3色。
11, rue Château d’eau
75010 Paris
営)11:00~19:00(月~土) 11:00~18:30(日)
無休
www.latresorerie.fr
editing: Mariko Omura