サマリテーヌ内、宇宙への旅立ちをデビアレのファントムで体験する。

Paris 2022.01.25

昨年の初夏、16年の眠から覚めた!と話題を呼んだデパートのサマリテーヌの新装開店。以来、食とモードにフォーカスされがちだが、1月26日からフランスで宇宙開発に従事する「Ariane Group(アリアン・グループ)」と「Devialet(デビアレ)」のコラボレーションによるおもしろい体験ができる。ドバイで開催中の国際博覧会のフランス館ですでにお披露目されたようだが、パリでは初めてのことだ。

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南米のフランス領ギアナのクールーにあるギアナ宇宙センターでロケット打ち上げ時の音を至近距離で録音し、それをデビアレの5台のワイヤレススピーカーの「ファントム」で再生するという試みだ。“イマーシブ”をうたうイベントは最近では珍しくないけれど、サマリテーヌ内のアトリウムに設置される「Sound Journey to Space」と命名された小さなキューブ状の空間内で、ロケット「Ariane 5」の打ち上げを聴覚で360°没入体験できるのは貴重な機会だろう。5分にも満たないけれど、まるでロケットの中にいるような強烈なセンセーションが得られる。

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昨年11月30日、マレ地区でプレス発表があった。テクノロジーを介して人間が体験できることの可能性の限界を広げる、という共通の情熱がデビアレ(@DEVIALET)とアリアン・グループ(@ARIANEGROUP)を結びつけたそうだ。なおこの体験空間のために、フェニックスの「Love like q Sunset」も使用されている。photos:Mariko Omura

「Sound Journey to Space」
La Samaritaine
9, rue de la Monnaie
75001 Paris

editing: Mariko Omura

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