アスティエ・ド・ヴィラット、初の香水はツーソン。
Paris 2022.03.23
パフュームキャンドル、オーデコロンに次ぎ、アスティエ・ド・ヴィラットの香りの世界で、新しい章が始まった。ついに香水が登場したのだ。開幕は「Tucson(ツーソン)」。これはフランスではなく、なんとアメリカ、それもファーウエストの香りである。抜けるような青空の下、おいでおいでと手をあげているようなサボテンがあちこちに。そんな景色の中に連れてゆかれる、ちょっと乾いた感じのグリーンが陽光を浴びて喜んでいるという香りだ。タイム、アンバーなどが繊細にたちのぼり……。香水のボトルは3つのサイズ。このファーウエストの砂漠の旅は、インセンスとパフュームキャンドルでも楽しめる。
この地にインスパイアされて生まれたアスティエ・ド・ヴィラットの初の香水。(c) Astier de Villatte & Krysta Jabczenski
サボテンのデッサンがゴールドに輝くサンドカラーのシンプルなクラフトボックス。ボトルのサイズは10ml、30ml、100mlの3サイズがある。調香したのはパフューマーのアレクサンドラ・モネだ。100ml 185ユーロ、30ml 95ユーロ、10ml 45ユーロ。(日本では100ml ¥29,700、30ml ¥16,500、10ml ¥9,900)(c) Astier de Villatte & Krysta Jabczenski
香水名のTucson(ツーソン)は、アリゾナの町から。
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香りのお披露目はパリ6区のトゥルノン通りのブティックにて行われた。外に置かれたテーブルの上で白く輝いていたのは、ラナンキュラスを生けたウエスタンブーツの花瓶。馬にまたがるカウボーイが浮き彫りされ、かかとにはちゃんと拍車もついている! これは香水ツーソンと同時に発表された新作だ。パリでアスティエ・ド・ヴィラットのブティックというとサントノーレ通り店がおなじみだが、リュクサンブール公園に近い左岸店でもブランドの魅力を存分に味わえる。まだ行ったことがないのであれば、次回のパリ旅でのお買い物はこちらで!
左岸のトゥルノン通り店。香水発表の日は、ウエスタンブーツに花を飾って。photos:Mariko Omura
ブティックは3つのパートに分かれている。奥の食器の部屋のステンドグラスは以前からあったものだ。photos:Mariko Omura
縦長のブティック内、器も香りも雑貨もアスティエ・ド・ヴィラットの世界がぎっしり。photos:Mariko OMURA
16, rue de Tournon
75006 Paris
営)11:00〜19:00
休)日
www.astierdevillatte.com
●問い合わせ先:
アスティエ・ド・ヴィラット伊勢丹新宿店
tel: 03-3352-1111
https://adv-j.com
editing: Mariko Omura