シュヴァル・ブランのディオール・スパを極上クルーズで。

Paris 2022.06.30

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ここはリヴィエラ?と錯覚させる雰囲気のウェルビーイング・クルーズ。

ポン・ヌフ橋のたもと、セーヌ河に面して建つリュクスなホテルのシュヴァル・ブラン パリ。熟練の技術で肌を生き生きとさせるトリートメントが待つディオール・スパ。セーヌ河から日頃とは異なる視線で美しいパリを眺めるクルーズ。この3つの夢が一度に楽しめることになった。6月29日にスタートしたディオール・スパ シュヴァル・ブラン パリだ。1日5便、エッフェル塔の対岸のドゥビリー河岸(Quai Debilly)から出発する2時間のクルーズで、最初の1時間がトリートメント。それが終わるころ、ちょうど船はホテルのシュヴァル・ブランの前を過ぎる。その後の1時間は屋内のラウンジや上甲板のテラスで、カクテルを味わいながらパリの景色を眺めて、と思い思いにリラックス。このスパの運行は7月13日までの期間限定というのが、いささか残念。それだけにこの期間中、ぜひ試したい!と欲をかき立てる。

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16区のドゥビリー河岸から出発し、ポン・ヌフ方向へと向かう。マリア・グラツィア・キウリが再解釈したブルーのトワル・ド・ジュイのパラソルが甲板に並ぶ。photos:Mariko Omura

船の内装はディオールらしく カナージュとトワル・ド・ジュイが生かされ、そのエレガンス、豪華さはラ・サマリテーヌのセーヌ河に面した建物内に1年前にオープンしたラグジュアリーなホテルのシュヴァル・ブラン パリそのものである。キャビンはシングル・スイートが3室とその下のフロアにダブル・スイートが1室。つまり1運行につき、フェイストリートメントあるいはボディマッサージを受ける5名だけが利用できるという極めて贅沢なクルーズ体験が待っているのだ。

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3室のシングル・スイートと1室のダブル・スイートを備えたペニッシュ。photos:Mariko Omura

これは19世紀後半、デパートのラ・サマリテーヌの前のセーヌ河に浮かんでいたペニュッシュのラ・サマリテーヌ浴場(les Bains de La Samaritaine)の精神を21世紀に蘇らせるというアイデアから。セーヌ河に浮かぶ多数の浴場の中で、先端技術設備を備え、100室あまりの大小キャビンでコスメティック、メディカルウォーター、スチームバス、ハイドロセラピーなどの各種トリートメントを提供していたというラ・サマリテーヌ浴場。現代のスパの元祖ともいえる存在である。

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左: 艇内のラウンジにラ・サマリテーヌ浴場のモノクロ写真が飾られている。浴場は1919年、セーヌ河の大氾濫時に流されてしまったそうだ。 右: お面のような不思議なフォルムのランプ。これはライトセラピー用でLucibel社とスパが開発した。photos:Mariko Omura

シュヴァル・ブラン パリの地下を占めるディオール・スパはかつてないホリスティックな視点に基づいて肌と五感の本質的な開花を哲学の中心に据え、スキンケア、ビューティー、ウェルビーイングのアバンギャルドなビジョンを誕生させた。このクルーズのメニューはフェイシャルトリートメントならグランヴィルのバラの素晴らしい再生力をイメージしたディオール・プレステージ・クルーズと、貴重なディケムのブドウの木の樹液で満たされたオー・ド・ヴィ・クルーズの2種(各750ユーロ)があり、ボディトリートメントならリラクゼーションとエナジャイジングの2種(各670ユーロ)が用意されている。2名用のダブル・スイートでのクルーズ(1500ユーロ)は、フェイシャルあるいはボディトリートメントのどちらかか希望を。ディオール サイエンスの真髄とビューティー アンバサダーの卓越した手技を融合させた60分間のトリートメントが即効性と持続性のあるウェルビーイングを約束してくれる。期間中、朝7時からのスポーツクルーズ(1時間150ユーロ)で、エネルギッシュな1日の始まりというのも悪くない。内容はピラティス、太極拳のチェン・ イー・レー、バーダンスなど6種。希望の内容の日程を選んで参加しよう!

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使用されるのはシュヴァル・ブランのスパのために開発されたディオールの特別なケア商品。photos:Mariko Omura

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左:「シュヴァル・ブラン」のパフュームキャンドルとプライベートコレクションのパルファムは、ホテルの地下のスパかこの期間中の船内のみの販売。サイトでも販売されていない貴重な香りだ。photos:Mariko Omura

ディオール・スパ  シュヴァル・ブラン パリ  ウェルビーイング クルーズ
期間:2022年6/29(水)〜7/13(水)※1日5回運航
予約:diorspacruise@Diormail.com
tel:+33 6 76 28 31 31

editing: Mariko Omura

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