いま再び熱い、 ヴィンテージショップに行こう。 古着好きはいま、Y2Kなヴィンテージに夢中。

Paris 2023.05.07

Sous les Pavés, le Vintage !
スゥ・レ・パヴェ, ル・ヴィンテージ!

ネグリジェや60年代のドレスの、圧巻コレクション。

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探し出しやすいように、ネグリジェ、カジュアルドレス、イヴニングドレス、ボトムスとアイテムごとに陳列。ネグリジェ80ユーロ〜

60〜90年代のヴィンテージに情熱を注ぐエマ・モワッティ(写真一番下)が、ノートルダム大聖堂近くにショップを構えた。地下2階と地上階、計100㎡の広い店内に、心躍るカラフルでノスタルジックなアイテムが並ぶ。年代物のネグリジェのコレクションは圧巻。ネグリジェのデザイナーだったエマの目利きにより、上質で状態の良いピースがセレクトされている。

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店内装飾のテーマは50年代のパリジェンヌのアパルトマン。エマがブロカントで買い付けた雑貨や家具も購入可能。

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小さな入口からは想像し難いが、地下の広い空間にお宝が眠っている。

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美しいモザイクタイル。

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Sous les Pavés, le Vintage !
1, rue Hautefeuille 75006 
tel: 非公開 
ⓂST-MICHEL 
営)14:00〜19:00 
休)月、火
https://souslespaveslevintage.com

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Charly's Garments
チャーリーズ・ガーメンツ

ジェンダーレスに楽しめる、高感度な隠れ家的ショップ。

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「東京で訪れた、古いビルの中の狭い空間に、物がひしめき合っているショップに刺激を受けました。洋服以外は少し散らかっていて、リアルなアパルトマンの雰囲気を出したかった」とチャーリー。住居スペースのような親密な空間は、ヴィンテージラバーたちの交流の場になっている。

販売員からスタイリストというファッション業界でのキャリアを持つ28歳の若きオーナー、チャーリー・フェラント(写真一番下)が2021年10月にオープン。通りに看板はなく、建物の中庭を抜けて階段を上がったところに位置する隠れ家的ショップだ。ジェンダーレスをコンセプトに、ユニセックスで楽しめる90年代のストリートやミリタリー、ワークウエアなどの日常着を展開。

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トライしやすいプライスもうれしい。Tシャツ15ユーロ〜

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Charly's Garments
12, rue Dupetit-Thouars 75003 
tel: 非公開 
ⓂTEMPLE 
営)13:00〜19:00 
休)月、火
@charlysgarments

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Paris, Paris
パリ, パリ

モードラバーに愛される、ハイエンドなヴィンテージ。

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店内はギャラリーのような空間。新品はほぼ購入したことがない彼女の好みは、ダークでインダストリアルな世界観。

LAを拠点に活躍した26歳の若きスタイリスト、ブリジット・シュリヴァン(写真一番下)が2022年5月に出店。無機質なスペースで、フランスとアメリカで買い付けたソリッドなピースを販売する。ディテールやシルエットにこだわったユニークなアイテムをモダンに提案。「ラグジュアリーなショッピング体験を提供するヴィーンテージショップがパリになかったから、始めたんです」

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「ヴィンテージの魅力は、予期せぬ出合いが真新しいワードローブを作ってくれること」。レザーアイテムのほかに、彼女の出身であるLA風なアイテムも揃う。ブルゾン300ユーロ〜

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看板犬のミッキー。

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Paris, Paris
32, rue des Vinaigriers 75010 
tel: 非公開 
ⓂJACQUES BONSERGENT
営)13:30〜19:00 
休)月、火 
https://parisparis.net

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Tucked Friperie
タックト・フリップリー

12区まで足を運ぶ価値あり! 異色コンビが手がけた夢のお店。

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12ユーロ、18ユーロ、45ユーロと価格別でラックを分けて陳列。「パリ中心地から離れている分、テナントの賃料が低く、低価格を実現できた」(アレクサンドル)。口コミで評判が広がり、平日でも混み合う。

古くからの友人である英語教師のアレクサンドルとデザイナーのジョフロワ(写真一番下)が、長年の夢であったショップを立ち上げた。アポイントメント制のショールームからスタートし、2021年に1店舗目であるアンタックト・フリップリーを、昨年2店舗目を同じエリアにオープン。「すべての人に開かれたショップ」を掲げ、デザイナーズブランドのピースをリーズナブルに提供する。

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ヴァレンティノ、バレンシアガ、バーバリーなどのウエアが並ぶスペース。120ユーロ前後というリーズナブルなプライスで展開。

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Tucked Friperie
80, rue Claude Decaen 75012 
tel: 06-66-68-90-08 
ⓂDAUMESNIL
営)13:00〜20:00(水〜土) 14:00〜19:00(日) 
休)月、火 
@tucked.friperie

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Retro-Paris
レトロ・パリ

パリで1、2を争う、カジュアルウエアの品揃え。

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「何時間でも滞在したくなるアットホームな空間」をコンセプトにしたコージーな空間で、宝探しを楽しんで。一押しは、地下のデニムスペース。不朽の名作リーバイスを多く取り扱う。25ユーロ〜

パリ中心地の好立地に、350㎡のヴィンテージショップがオープン。創設者のフランソワ・ヴェイ(写真一番下)が、約2万点に及ぶ商品を自らフランスとイタリアを回って買い付けする。90年代のストリートウエアを中心とした、Tシャツ、スウェット、トラックスーツ、ユニフォーム、アウトドアウエアなど、その品揃えは圧巻。膨大なストックの中から、お宝を掘り出したい。

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メンズ、ウィメンズのウエアのほか、バッグ、帽子、ベルト、シューズといったアクセサリーも種類豊富。10ユーロ前後と安価なのも人気の理由。

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Retro-Paris
20, rue de Turbigo 75002 
tel: 01-42-60-29-21 
ⓂÉTIENNE MARCEL 
営)11:00〜20:00(月〜土) 14:00〜19:00(日) 
無休 
@retro_paris2

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Shoptapépite Vintage
ショップタペピット・ヴィンテージ

Y2Kなトレンドアイテムが、バリエーション豊かに揃う。

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ポップアップでコミュニティを築き、2022年10月に開業。共同創設者のひとりアレクサンドラは、「ショップは私たちのベイビー。ヴィンテージへの好奇心と探究心を持って、大切に育んでいきたい場所」と熱く語る。

24歳の4人のパリジャン(写真一番下)がモンマルトルに店をオープン。フランス、イギリス、イタリアで調達した1970〜2000年代初頭のY2Kなアイテムが豊富。デニムやワークウエアに、グラムなドレスやビュスチエなどのパンクなアイテムをミックスしたスタイルを提案する、ヴィンテージならではのアイテムに出合える店。“ギフトボックスを開けた時の驚きと幸せ”がコンセプト。

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おもちゃのような遊び心あるジュエリー15ユーロ〜

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Tシャツはプリントにこだわってセレクト。20ユーロ

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Shoptapépite Vintage
10, rue Ravignan, 75018 
tel: 非公開 
ⓂABBESSES 
営)10:30〜19:30 
無休 
@shoptapepitevintage

●1ユーロ=147円(2023年5月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。 
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅、Ⓣはトラムの駅を示しています。 
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間や開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

*「フィガロジャポン」2023年5月号より抜粋

photography: Yusuke Kinaka editing: Elie Inoue

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