プルーン・ゴールドシュミット、初のブティックがサンジェルマンに。

Paris 2023.09.29

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プルーン・ゴールドシュミット。ブランドでおなじみのラッフル襟をつけたマスコットのウサギとともに。

ブランド設立の1年後の2021年、日本に早々に上陸した「Prune Goldschmidt(プルーン ゴールドシュミット)」。その昔の貴族やブルジョワをインスピレーション源にしたリュクスなブランドで、優雅さと大仰さをかけ合わせて現代女性に軽快で愉しいワードローブを提案している。2021年春夏が彼女のファーストコレクションで、プリーツを施したメディチ・カラー(襟)のシャツ、フェミニンなメンズタイプのスーツ、プリンセスごっこの延長のようなドレスが注目を集めた。以来、ブランドの人気は上昇し続けている。

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定番アイテムより。プリーツ襟とラヴァリエールの白いシャツは860ユーロ、デニムパンツは690ユーロ。

かつて流行ったBCBGのコードをベースに、そのちょっとばかり退屈だった面にひねりを入れたクリエイションをするプルーンはアトリエとオリジナルプリントのデザインも行うスタジオをボルドーに構えているが、最初のブティックの地として選んだのはパリのサンジェルマン。ソニア リキエルになじみの深いサン・ペール通りだ。ファッション界で仕事を始めた当初、ソニア リキエルのメゾンで働いたことがあるというプルーンには思い出のある通りなのだろう。その80㎡のエレガントな空間の中央で、真っ赤なBig Girl ArmchairとPeaches Poufが目を引き付ける。ポップな家具にはプルーンのいたずらっ子的な遊び心が感じられ、その周囲に定番アイテム、今シーズンのプレタポルテのコレクションとアクセサリーが並ぶ。この秋冬コレクションもノーブルな家庭に生まれた自身の幼少期や旅にインスパイアされているそうだ。その中にはブランドの紋章をあしらったニットや紋章のボタンをきかせたミリタリー調のコードなども。なおメゾン・ミッシェルとコラボレーションした帽子も販売している。 

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ほんわりしたピンクと強い赤のコントラストが利いたブティックが9月にオープンした。ちょっとした秘密が壁紙に込められた試着室も要チェックだ。

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2023〜24年秋冬コレクションのキャンペーン写真より。

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秋冬コレクションより。左: 今シーズンのプリントは北欧で撮影した干物の写真の拡大(写真)や、プルーンの夫のママが愛したシャクナゲの花。 中: ノーブル感漂うチェック。同素材パンツ、ワンピースも。 右: ワイドなシルエットがきれいなパンツは素材も色もさまざま。

Prune Goldschmidt
75,rue des Saints-Pères
営)11:00~19:00
休)日
@prune.goldschmidt
www.prunegoldschmidt.fr

editing: Mariko Omura

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