コーデリア・ドゥ・カステラーヌ、老舗ルイ・フーケのイースターに花のチョコレート。
Paris 2024.03.13
パリ9区のラフィット通りに、1852年に創業したルイ・フーケ。その12年前、この通りの45番地に生まれたのが画家のクロード・モネだ。ルイ・フーケの上質のジャムやコンフィズリー。その中でも、モネのお気に入りはスミレ味のキャンディだったそうだ。
印象派150周年を祝う今年、ルイ・フーケはメゾンの歴史を彩る印象派を代表するこの高名な画家の色彩や、彼の庭への愛情にインスパイアされたイースターコレクションを発表した。メゾンのアーカイブに入り込み、卵型のチョコレートに施す花のモチーフをデザインしたのはベビー ディオール、ディオール メゾンのアーティスティック ディレクターを務めるコーデリア・ドゥ・カステラーヌだ。私生活では庭仕事に情熱を傾け、仕事ではフランスのアール・ドゥ・ヴィーヴルに関わって、とルイ・フーケのアンバサダーを務めるに彼女は最適な存在である。フローラルモチーフの卵形のチョコレートのための籐のスタンドも用意され、室内装飾のオブジェのよう。
フローラル・エッグを手にするコーデリア・ドゥ・カステラーヌ。
左: ブラック、ミルク、ホワイトの3種のチョコレートがあり、サイズはそれぞれ65g(12ユーロ)、200g(30ユーロ)、460g(65ユーロ)、860g(120ユーロ)、2800g(400ユーロ)まで5つ。3種のチョコレート(各65g)のセットは38ユーロ。 右: 別売りの籐のエッグスタンドは100個の限定販売。25〜600ユーロ。
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限定販売のフローラルエッグの中に詰められているのは、ヒヨコやウサギといったイースターでおなじみのモチーフが浮き彫りされたプラリネ・チョコレート・ボンボン、そしてメゾンの人気商品のひとつであるパート・ド・フリュイだ。見て美しく、食べておいしいイースターコレクションである。なおプラリネ・チョコレート・ボンボンはメゾンのイースターの定番として、ボックス入りで販売されている。
フローラル・エッグの中はプラリネ・チョコレート・ボンボン、パート・ド・フリュイ。
ウサギ、魚、ヒヨコなどが浮き彫りされたプラリネ・チョコレート・ボンボンを詰め合わせたボックス。34〜84ユーロ。
コーデリアはさらにルイ・フーケのマスコットであるリスの型もデザインした。イースターの動物としては、ウサギが一般的。庭のあちらこちらに親が隠した小さなエッグチョコレートやウサギ型のチョコレートを、子どもたちが探すエッグハント。今年はリスを見つけよう。
コーデリアがデザインした愛らしいリスのチョコレートはブラック、ミルクの2つの味(各24ユーロ/150g)。
editing: Mariko Omura