パリで英国料理。パイにする?フィッシュ&チップスにする? 

Paris 2024.05.10

ブリティッシュ・ブラッスリーのシックなパブリック・ハウスでパイ料理を。

ガラスとタイルそして英国的グリーン。オペラ座地区になんとも心惹かれる外観のPublic House(パブリック・ハウス)がオープンした。ここは"パリの英国パブ&ブラッスリー"と謳っていて、英国料理が味わえる3フロアからなるレストランだ。シェフは"パイの王様"と呼ばれるカラム・フランクリン。フランス料理にもおおいなる関心を抱いているシェフだと聞けば、特製のパイやタルトを早速試してみたくなる。シェフはパリっ子たちの反応が楽しみなのだという。

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左: キャプシーヌ大通りから少し入ったところ。ヴォルネー通りとのコーナー。右: 英国料理界のスターであるジェイミー・オリヴァーから"パイの王様"というあだ名をもらったシェフ、カラム・フランクリン。Photos: Jérome Galland

英国のパブでおなじみの料理に、彼が使うのはフランス産の最高の食材だ。メニューに並ぶのはフィッシュ&チップス、スコッチエッグ、イングリッシュトライフル、スティッキー・トフィー・プディング......でもパブリック・ハウスで第一に味わわずにはいられないのは、やはりパイだろう。ギネスビールで煮込んだビーフのパイ、日曜のファミリーランチでおなじみのチキンパイ、チキンポテトパイ、ゴージャスなロブスターパイ......。

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左: ビーフパイ。右: チキンパイ。photos: Benoît Linéro

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左: スコッチエッグ。右: スティッキー・トフィー・プディング。Photos: Benoît Lénéro

室内建築を任されたのはパリ市内でレストランやホテルを手掛けている人気者のローラ・ゴンザレス。フランスのブラッスリーのコードと英国のパブのコードを上手にミックスして、フレンチエレガンスとパブのカジュアルさが共存する食空間を作り上げた。1階、自然光にあふれる広々としたレストランスペースには居心地良く和めるボックス席も用意されている。10メートル長さのカウンターも圧巻だ。上のフロアにはプライべート・クラブ的雰囲気のスペースも。いずれは地下にバーがオープンする。タータンチェックのカーテンが壁を覆う空間で、夜を楽しく過ごすことができそう。

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室内建築家ローラ・ゴンザレスは3フロアの合計1000平米の空間に、英国的色彩やモチーフをアレンジ。photos: Jérome Galland

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タータンチェックがパブの気分を盛り上げる。photos: Jérome Galland

Public House
21, rue Daunou 75002 Paris
営)9:00~翌2:00(料理23:00)
休)なし
@publichouse.paris

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カジュアルなザ・ブロッサム・アームズで、ビールとフィッシュ&チップス。

ブロッサム・バーガーを10区で流行らせたフランス人シェフ、アレクサンドル・シャピエがパブThe Blossom Arms(ザ・ブロッサム・アームス)を17区にオープンした。外観は黒と赤、店内にはテレビ!というのがいかにもパブらしい雰囲気。ギネスビールを飲みながらサッカー観戦しようと客が集まると、店内にはエネルギーが満ちあふれる。ロンドンではゴードン・ラムゼイのところで働いた経験を持つシェフはフィッシュ&チップスの専門店を開こうと最初に考えていたのだが、そのアイデアが発展して英国的モダンシーフードパブとなったという。フィッシュバーガー、ツナメルト、グリルドチーズトーストなど、ロンドン気分で気軽に食事ができるメニュー内容だ。もちろんビールもパリのカフェとは異なるセレクション。 ギネス、Brooklyn IPA, Tripel Berthaといった生ビールを揃えている。パリ滞在中、ちょっと気分転換をしたい時に!

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左: シェフのアレクサンドル・シャピエ。右: フィッシュ&チップス(18.5ユーロ)。photos: Thomas Jaspers

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左: フィッシュバーガー&チップス(18.5ユーロ)。右: チーズのフライ(8ユーロ)をビールやカクテルのお供に。カフェベースのカクテルも。photos: Thomas Jaspers

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左: チョコレート&ギネス・ムース(7.5ユーロ)右: カジュアルな雰囲気の店内。photos: Mariko Omura

The Blossom Arms
17, rue Guy Môquet 75017 Paris
営)12:00~14:30、18:30~22:00/ドリンク11:30~2:00
休)なし
@theblossomarms

editing: Mariko Omura

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