朝食、ランチ、おやつも、人気のパン屋さんのトランシェで。

Paris 2024.06.28

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パン屋さんのTRANCHÉ(トランシェ)では、フランのようなパン屋さんのお菓子からクリエイティブなスイーツまで。バニラのフラン一人前4ユーロ、シュー・ア・ラ・クレーム2ユーロ。©️salome_rateau

街中で時々見かける、TRANCHÉと大きなロゴの入った紙袋を持つおしゃれな若者たち。はて、新しいファッションブティックがその界隈にあるのか?と思うと、さにあらず。 TRANCHÉ(トランシェ)は2022年12月に9区にオープンしたパン屋さん。その翌年には17区のバティニョルに、そして最近ヴォージュ広場から遠くないマレにも3軒目が出来た。人気のほどがうかがい知れるのでは?

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トランシェの3軒目マレ店にて、マリー(左)とオーギュスタン。©️salome_rateau

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トランシェではイートインもテイクアウトも配達も! ©️salome_rateau

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大きなロゴ入りのペーパーバッグ。トランシェというのは 、写真のようにパンを薄切りに"スライスした"という意味だ。©️salome_rateau

オーセンティックでクオリティの高いパンを求めたマリー・ドゥビエとオーギュスタン・リヴォワールがトランシェの生みの親で、100パーセントホームメイドのおいしさを提供している。ふたりは昔ながらのサヴォワールフェールを尊重したパン作りに情熱を燃やす若い職人たちとともにチームを築いていて、その結果、ミシュランと並ぶフランス発の食ガイドであるゴー&ミヨーの2024年度の最高職人賞を受賞した。ふたりは1号店の開店前に、小麦粉やバターやミルクなどフランスの小さなビオの生産者たちを巡って厳選。またゼロ・ウェイストを実践していて、売れ残ったパンを翌日は半額で販売したり、パイ生地の切り落としはほかの商品に活用したり......

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AOPバターをたっぷり使い、毎朝工房で焼き上げられるクロワッサン。外はカリっと中はもっちりというタイプだ。クロワッサン1個1.40ユーロ、パン・オ・ショコラ1.60ユーロ。©️salome_rateau

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バゲット・トラディション・オ・ルヴァンは1本1.30ユーロ、パン・オ・ルヴァンは1個11ユーロ。©️salome_rateau

朝はクロワッサンやシュケット、ランチにはセレアルパンやバゲットのサンドイッチ、おやつにはパティスリー、菓子パン、小腹が空いたらオリーブとセージ入りのパン......いちじくがたっぷり入った季節のプティパンをかじれば、これはチーズとともにアペリティフの時間を楽しんでみたいという気にさせる。甘党も辛党も、トランシェは1度行っただけでは味わい尽くせないパン屋さんなのだ。いまの時代のライフスタイルに敏感なふたりは、どの店にも座ってイートインできるスペースを設けている。

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ツナや卵などサンドイッチの種類も豊富に揃っている。©️salome_rateau

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クラシックなバゲットサンド。©️salome_rateau

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イートインでカフェとともに。©️salome_rateau

Tranché
28, rue Saint-Antoine 75004 Paris
62, rue Marguerite de Rochechouart 75009 Paris
20, rue des Dames 75017 Paris
営)8:00~20:30、8:30~19:30(土、日)
@tranche-boulangerie

editing: Mariko Omura

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