「熊さんパン」が可愛すぎて、食べられない!

Paris 2024.07.03

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パンのバゲットはbaguetteというスペルだけど、この店名はbaguett.

日本でもおなじみのパン職人エリック・カイザー。パリ1区に彼が新しく開いたお店はbaguett.(バゲット.)といって、エンターテイメント業界で長い経験を持つデボラ・マニャン率いるDébolandがアートディレクションとコンセプトを担当している。ピンクをメインに色があふれるポップなパン屋さんで、入るだけで明るい気分に。

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ピンクがメインカラーのポップなパン屋さん。ヴィクトワール広場とブルス・ドゥ・コメルスの中間くらいに位置する。photography: Mariko Omura

しっかりとした店内の木の壁はいかにも昔ながらの街のパン屋さんだけれど、奥のガラス張りのアトリエでパンが焼き上がると"Chaud Time(ショー・タイム)"とピンクのネオンが輝いて買い物客を楽しませる。これはパンが"温かい(chaud/ショー)"の意味をかけての言葉遊びだ。ユネスコの無形文化遺産に2022年に登録されたバゲット。ここではさらに新時代へと向かっていて、ピンクプラリネ入り、小粒チョコレート入りなどのバリエーションも。

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巨大なクロワッサンや1メートルのバゲット、ピンク色のバゲットなどパンにもおいしい遊び心。

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店内でもテラス席でもイートインができる。

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店内左はサンドイッチコーナーやサラダのショーケース、右はクッキーやフィナンシェなど粉菓子のショーケースで、その両方で目を引くのは熊さんの姿だ。これまでフランスでは熊のフォルムと言ったらチョコレートコーティングされたマシュマロの"ウルサン・ギモーヴ"が一般的だったけれど、ここバゲットではパン・ド・ミ、クロック・ムシュー、パティスリーなどにも! 可愛いので、 食べるのにちょっと勇気が要りそう。ゼロ廃棄物を目指すパン屋なので、前日のパンはパン粉となり、バゲットはパン・ペルデュに、そしてクロワッサンはグルメなアイスクリームに変身させられている。

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熊さんのパン・ド・ミ。

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イートイン用のテーブルも熊さん。クッキーの抜き方も販売している。

エピスリーではジャムやワインを販売するだけでなく、トートバッグやエプロン、マグカップといったロゴ入りの商品も。お土産探しに迷った時の強い味方では? オリジナルのパヒュームキャンドルChaud Timeを買えば、パリのパンの匂いを自宅で毎日味わえる!?

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エピスリーにはロゴ入り商品がずらり。量り売りのアーモンド ・ドラジェはとてもカラフル。日持ちするのでロゴ入り袋に入れてお土産にしては?

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エリック・カイザーとデボランドのデュオによるポップなパン屋らしく、オリジナルキャンドルまで揃っている。

Baguett. by Maison Kayser
33,  rue Coquillère 75001 Paris
営)7:00~20:00(月~土)、8:00~15:00(日)
休)なし

editing: Mariko Omura

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