パリを食べる! カフェ・ドゥ・リュースのエスカルゴ・クロワッサン。
Paris 2024.07.17
時に"クラシック"を味わいたくなるパリ。クロワッサンをブラッスリー料理の代表格のエスカルゴと組み合わせ、2つのクラシックを1つにするという"欲張りな"一品を考えたのはCéfé de Luce(カフェ・ドゥ・リュース)のシェフのアマンディンヌ・シェニョだ。彼女はオリンピックの選手村の食事メニューを任された3人のシェフの1人である。
ベースとなるクロワッサンは店が出すほかのパンと同様に、おなじみティエリー・ブルトン製だ。ブルゴーニュ地方で生まれたエスカルゴの食べ方は、ニンニク、パセリ、バターのペルシヤード・ソースが決め手。カフェ・ドゥ・リュースでは2つに縦割りしたクロワッサンに、エスカルゴそしてニンニクとパセリを混ぜ込んだベシャメルソースをたっぷり挟んでいてなかなかのボリュームである。しかもこのホットクロワッサンサンドはポテトのソテー、サラダとともに供されるのでランチに最適な一皿なのだ。
エスカルゴのペルシヤード・ベシャメルソースを挟んだホットクロワッサンサンド。平日のランチ、または週末のブランチで味わえる。photography: Mariko Omura
オレンジとラムの風味のクレープ・シュゼット(10ユーロ)。なかなか見つからないクラシックなデザートのひとつだ。photography: Mariko Omura
テラス席でグラスワイン (7ユーロ〜)をおともにいかが?photography: Mariko Omura
カフェ・ドゥ・リュースにはハムとコンテチーズが挟まれたホットクロワッサンサンドもあり、これらが味わえるのは月曜から金曜のランチタイム。前菜+その日のメインまたはクロワッサンサンドが24ユーロ、前菜+その日のメインまたはクロワッサンサンド+デザートで28ユーロ。パリっぽさを追求するなら、デザートはクレープ・シュゼットがいいだろう。これこそカジュアルなパリジャンランチだ。
カフェ・ドゥ・リュースはモンマルトルの坂道にあるビストロ。小さな劇場前広場にテラス席が出る。photography: Mariko Omura
パリの昔ながらのビストロのように、カフェ・ドゥ・リュースの入り口にもモザイクタイルが。photography: Mariko Omura
太陽が苦手ならカジュアルシックな店内、あるいは店の前に設けられたテラスで食事を。photography: Mariko Omura
Cafe de Luce
2, rue des Trois Frères 75018 Paris
営)12:00~15:00、18:00~23:00(月、火) 12:00~23:00(水~日)
休)なし
https://www.cafedeluce.com/
@cafedeluce.montmartre
editing: Mariko Omura