贈って、贈られたい。トリュドンの2つの香りのリキッドソープ。
Paris 2024.11.27
日本でもパフュームキャンドルでおなじみの、創業を1643年に遡る老舗のトリュドン。この秋、香りのリキッドソープをクリエイトしてケア商品という新たな部門へと進出した。
真鍮のポンプを備えた、イタリアで生産されるという縦長のガラスボトル。キッチンやバスルームで目にするだけでもうれしい美しいオブジェである。中に収められたソープにはビオのオリーブオイル、コプラ(乾燥させたココヤシの果実の胚乳)が用いられ、97%が自然素材とのことで肌にとても優しい。マルセイユ石鹸と同じ製法で作られているそうだ。香りはトリュドンの10のオードパルファムの中から2つが選ばれた。ひとつは、ヤン・ヴァスニエが調香したグループフルーツ、ジャスミン、ヒマラヤ杉の香りの柑橘類系の「Médie(メディ)」。もうひとつは、エミリー・ブージュによるサンタルとセージを主としたウッディノートの「Vixi(ヴィクシー)」。異なるタイプながら、どちらもとても快適でエレガント、フレッシュな香りである。たとえばキッチンにメディを、バスルームにヴィクシーを、あるいはその逆に、と欲張りに2つの香りを楽しむのもいいだろう。詰め替え可能で、もうじきレフィルの販売も始まるそうだ。
トリュドンでおなじみのノーブルな濃いブルーのパッケージングに収められて販売されている。贈られて嬉しいリュクスな必需品では? 好みがわからない相手への贈り物として、最適ではないだろうか。そして誰かが自分にいつか贈ってくれたら!と願いたい品でもある。
Trudon
78, rue de Seine 75006 Paris
営)10:30~19:30
休)日
https://trudon.com/eu_en/
@trudon
editing: Mariko Omura