食いしん坊を満足させる、ベジタリアン・ストリートフードのマニー。
Paris 2025.01.05
カリフラワーの"Karaage(唐揚げ)"をポテトバンズに挟んだバーガー、ひよこ豆のガレット・バーガー、レンズ豆のサラダ......。「Mannie(マニー)」は近郊から届く季節の野菜を材料に、ベジタリアン・ストリートフードをイートインとテイクアウトで提案している。場所はルーヴル通りからちょっと入ったところの、レストランが並ぶコキエール通り。ヴィクトワール広場、ラ・ブルス・ドゥ・コメルスなどの近くだ。
料理学校卒業後パリのいくつかのレストランで働いた経験を持つマキシム・リウフと鉱業を専攻したカネル・ブルヌリエールのふたりが、地球環境に配慮したおいしい料理の食堂的な店を!と願って生まれたのがマニー。子ども時代からおいしいものに目のないふたりは、ベジタリアンバーガーとボウルというパリっ子好みのストリートフードを基本にしたメニューを作り上げた。20代のふたりらしく、いまのパリの食の流行が取り入れられているのはサイドにも言えること。バターナッツかぼちゃのヴルーテやローストポテトといったクラシックと並んで、マヨネーズ味の"Nitamago(煮卵)"があり、またハルーミチーズのスティックフライの味付けは蜂蜜と味噌である。
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建築事務所のWe Designが内装を手がけたコーヒーショップ的な気軽さを感じさせる店内に、近くで働く人たちがランチタイムに集まってくる。満席ならば、テイクウアウトだ! 夜もイートインとテイクアウトができる。秋にオープンし、すでに常連客が大勢。季節の素材を大切にしているので、バンズが挟む唐揚げやガレットの野菜はブロッコリーやキノコなど季節によって変化する。味付けはマヨネーズやジンジャーなどで、素材変われどおいしさは変わらない。オープン当時にはハルーミのグリルとキムチをポテトバンズに挟んだ味噌マヨソースという個性的なバーガーをシェフは考案。シーザーサラダはハルーミのフライをチキンの代わりに、というようにクリエイションを楽しんで......ベジタリアンと食いしん坊を満足させている。
Mannie
32, rue Coquillère 75001 Paris
営)12:00~14:30、19:00~22:30
休)日(冬季休業 12月24日~1月2日)
https://www.manniegroupe.com
@mannie.paris
editing: Mariko Omura