ヴェルサイユでしたい13のこと。王室ゆかりの町を訪ねてパリからプチトリップ!
Paris 2025.06.24
パリ近郊、王室ゆかりの町を訪ねて。
アンリ4世、ルイ14世、そしてルイ16世とマリー=アントワネット。王家の物語を語る町、ヴェルサイユはパリから郊外電車で30分圏内。歴史を巡りに、プチトリップ。
太陽王の栄光と宮廷文化の華やぎを訪ねて。
王の町ヴェルサイユの歴史を語る美術館。
宮廷に滞在する気分を味わう、珠玉の宿。
ハイブランドの上品なヴィンテージモードが揃う。
食器からジュエリーまで、掘り出し物の宝庫。
銀器専門店からはしごする、アンティークアクセサリー。
トワル・ドゥ・ジュイとヴェルサイユゆかりの逸品を。
知る人ぞ知る"裁縫女子"にファンが多い人気ブランド。
あなたはいま、どんな気分? 香水とフレーバーティーで表現。
伝統的なフレンチを、モダンに仕立てる人気店。
若手職人の夫妻がのれんを守る老舗ショコラティエ。
1ツ星レストランのワインカーヴでアペロをどうぞ。
シャトーが目の前! 新しいブティックホテル。
Château de Versailles
ヴェルサイユ宮殿
太陽王の栄光と宮廷文化の華やぎを訪ねて。
ルイ14世が宮廷を移した1682年から、1789年のフランス革命でルイ16世が追われるまで。100年余りにわたって王家が居城としたヴェルサイユは、パリから電車で約30分のところにある。街の始まりは、父とともに訪れる狩り場だったこの地を愛したルイ13世が、小さな田舎家を建てたこと。続いて太陽王と呼ばれたルイ14世が、広大な庭園を持つ城を建設した。>>Read More
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Musée Lambinet
ランビネ美術館
王の町ヴェルサイユの歴史を語る美術館。
宮殿から20分ほど歩いた住宅地に佇む小さな美術館は、ルイ15世の時代に建てられたブルジョアの邸宅だった建物。1階にはヴェルサイユの町の歴史と、市が所蔵するルネサンスから20世紀半ばまでのアートが展示されている。>>Read More
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Airelles Château de Versailles, Le Grand Contrôle
エレル・シャトー・ドゥ・ヴェルサイユ ル・グラン・コントロール
宮廷に滞在する気分を味わう、珠玉の宿。
ルイ15世の時代からフランス革命まで財務総監の住む館だった建物が、ホテルに生まれ変わった。窓から宮殿の庭園を見渡す宿はたった13室。18世紀のエスプリを尊重した内装は当時の家具調度を揃え、ブルボン王朝の宮廷に没入させる。アラン・デュカスが指揮を執るレストランでは、18世紀の衣装を身に着けたスタッフが給仕。>>Read More
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Défilé Vintage
デフィレ・ヴィンテージ
ハイブランドの上品なヴィンテージモードが揃う。
ヴィンテージモードのエキスパート、ステファニー・マルコヴィックが2021年にオープンした店。1980、90年代を中心に、50年代以降のセカンドハンドを扱う店内には、状態のいいフランスやイタリアのハイブランドピースがずらり。ブルジョアジーの街だけに、ジャケットやドレスなどの上品なアイテムが揃っている。>>Read More
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Stéphane Forest
ステファン・フォレスト
食器からジュエリーまで、掘り出し物の宝庫。
パッサージュ・デザンティケールのアーケードで、ひときわ大きなスペースで目を引くのがこの店。通路の左右に置かれた大きなテーブルには食器が無造作に重ねられ、ガラスの飾り棚にはアクセサリーやグラスがぎっしり。>>Read More
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Galerie Tourmaline
ギャルリー・トゥルマリーヌ
銀器専門店からはしごする、アンティークアクセサリー。
中央にレストランのある四角い広場を店舗がぐるりと囲むアンティーク村。その一角にあるのが、銀器とクリスタルを扱うギャルリー・トゥルマリーヌ。カトラリーやプレートなど、ワンランク上の食卓を演出するアイテムが集められている。広場の反対側のアーケード入口で、同じオーナーが経営するジュエリー店もお見逃しなく。>>Read More
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La Boutique Royale
ラ・ブティック・ロワイヤル
トワル・ドゥ・ジュイとヴェルサイユゆかりの逸品を。
ヴェルサイユにゆかりの品をセレクトし、オリジナルアイテムも発信するショップがここ。地元が発祥のトワル・ドゥ・ジュイで、シーズンごとに色を変えるクッションやバッグが人気。>>Read More
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Sajou
サジュー
知る人ぞ知る"裁縫女子"にファンが多い人気ブランド。
サジューは1830年創業の手芸専門会社。20世紀に入って姿を消していた幻のブランドを、コレクターだったフレデリック・クレスタン=ビエが2005年に復活させた。店内には色とりどりのプリント生地やリボン、糸に加え、パッケージの愛らしい洋裁セットなどが詰まっている。>>Read More
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State of Mind
ステイト・オブ・マインド
あなたはいま、どんな気分? 香水とフレーバーティーで表現。
この町には昔、王宮に香水を納めるパフューマーが何人も存在していたのだとか。「うちはヴェルサイユに居を構える唯一のパフューマリー」と胸を張るのは、ブランドを立ち上げたカトリーヌ・ラスキン=バランディナ。モダンノマド、オープンマインドなど12のスタイルや気分から出発し、調香師とティーマスターがそれぞれ香水とブレンドティーを創る、ユニークなコンセプトだ。>>Read More
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Vous
ヴー
伝統的なフレンチを、モダンに仕立てる人気店。
シャトーの南側、旧市街の小道にあるヴーは、ヴェルサイユのモダンな顔をのぞかせるフレンチレストラン。ふたりの幼なじみが生まれ故郷に帰って立ち上げた店は、ヴィンテージ家具に囲まれた居心地のいい雰囲気で、年代もさまざまな地元客が集まってくる。伝統フレンチの典型的なメニューを、野菜のピクルスやマスタードシードでいまどきの軽やかな表情に仕立てた料理は、2カ月ごとに内容が変化。>>Read More
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Aux Colonnes
オ・コロンヌ
若手職人の夫妻がのれんを守る老舗ショコラティエ。
1912年にサロン・ド・テ&ショコラティエとして誕生したオ・コロンヌ。78年に店を買い取ってチョコレート作りに専念した父の跡を、現ショコラティエのステファン・メリエンヌが5年ほど前に引き継いだ。プラリネやアーモンドペースト入りのボンボンショコラ、トリノ産の最高の栗を使ったマロングラッセも人気だ。>>Read More
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La Cave du 11
ラ・カーヴ・デュ・オンズ
1ツ星レストランのワインカーヴでアペロをどうぞ。
2015年にフレンチレストラン、ターブル・デュ・オンズをオープンしたジャン=バティスト・ラヴィーニュ=モラザーニ。17年にはビストロを、19年にこのカーヴをオープンした。ラインナップは、95%がフランスワインで、ビオやビオディナミも含め約250種。店内では抜栓料10ユーロで味わえるほか、週替わりで8種のグラスワインを提案。>>Read More
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Les Lumières Versailles
レ・リュミエール・ヴェルサイユ
シャトーが目の前! 新しいブティックホテル。
城の正門まで徒歩3分。昨年オープンしたホテル、レ・リュミエールは、ルイ14世の政務官が住んだ2軒の館を繋げて31の部屋に改装。「日常の慌ただしさから離れてリラックス」をモットーに、客室にはヨガマットや導眠のためのサウンド、加重ブランケットを常備してクオリティの高い睡眠を約束する。>>Read More
*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋
●1ユーロ=約164円(2025年6月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりにかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のRERはイル=ド=フランス地域圏急行鉄道網の駅を、TERは国鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間やイベントの開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
photography: Thomas Garnier, Taisuke Yoshida editing: Masae Takata (Paris Office)