ニナ・メタイエとドゥボーヴ・エ・ガレ、チョコレートの2つの新しいアドレス。
Paris 2025.09.27
Nina Métayer(ニナ・メタイエ)
2023年度の世界最優秀に選ばれたパテエィシエのニナ・メタイエ。彼女のチョコレートを扱うブティックがデパートのサマリテーヌ一階にオープンした。選ぶのに迷うほど種類豊富に揃えられている。チョコレートボンボンはもちろん、齧るのがためらわれるマーガレットの花の形のチョコレートやタルティーヌ用チョコレート・ペースト......。
売り場はサマリテーヌの建築時代である19世紀末に流行った高級列車で旅をするような気分が味わえる作りで、"行き先はチョコレート"という想いが込められた素敵なインテリア。売り場に備えられている絵葉書にメッセージを書くために、列車の席をイメージさせる小さなテーブルと椅子を並べたスペースが設けられている。チョコレートのギフトに、ここで書いたメッセージを添えて発送を依頼できるそうだ。
サマリテーヌの地上階にオープンしたニナ・メタイエ。ポップアップだけれど、いまのところ終了日は決定していない。photography: Mariko Omura
パティスリーは一切扱わず。チョコレート、タルティーヌ・ペースト、ガトー・ドゥ・ヴォヤージュ(保存のきく焼き菓子)を販売している。photography: Mariko Omura
9, rue de la Monnaie
75001 Paris
営)10:00~20:00
無休
@ninametayer
https://chocolat.ninametayer.com/
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Debauve et Gallais(ドゥボーヴ・エ・ガレ)
1800年創業のショコラティエ、ドゥボーヴ・エ・ガレと聞けば、誰もがサン・ペール通りのブティックのクラシックな外観を思い浮かべるはず。この秋、マレ地区のヴォージュ広場の回廊にもブティックがオープンした。こちらも場所柄、フランスの歴史を感じさせる作りだ。床はヴェルサイユ式と呼ばれる板張りで、蚤の市などで見つけた19世紀のオブジェ、オーク材のカウンターなどがクラシックなインテリアを作り上げ、200年のチョコレート作りのサヴォワールフェールがその空間に漂ってるよう。古い資料なども展示されていて、時間をかけてチョコレートの買い物をしたくなる。
歩くだけでフランスの歴史の重みを感じさせるヴォージュ広場の回廊。photography: ©CeliaSpenardKo
ブルーの箱にブルーと白のリボン。マリー・アントワネットのための薬が起源のチョコレートであるピストルが詰められている。photography: ©CeliaSpenardKo
13, place des Vosges
75004 Paris
営)11:00~13:00、13:45〜19:00
休)月
@debauveetgallais
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editing: Mariko Omura