ボン・マルシェの近くに新しいパティスリーを開いた「ユーグ・プジェ」って?
Paris 2026.01.02
Hougues Pouget(ユーグ・プジェ)の名前は知らなくても、Hugo & Victorなら知ってる? 2010年にパリに生まれたパティスリーのブランドの創始者の一人が、ユーグである。その彼がHugo & Victor(ユーゴ&ヴィクトール)の歴史に幕を下ろし、11月末に自身の名を冠したパティスリーの店を開いたのだ。ロゴが面白い。名前のイニシャルHP、その脇に1977とある。メゾンの創立年号2025ではなく、これは彼の誕生年。自分の名前による新たな出発という心意気を感じずにはいられない。彼自身こう語っている。「このプロジェクトは自分の仕事の基本そのものに立ち戻る方法なのです。私の仕事とは、パティスリーを介して感動を生み出し、私個人の名前をつけた品に完全な責任を持つことです」

シェルシュ・ミディ通りとデュパン通りのコーナーにオープン。かつて魚屋さんだった場所だ。
ユーグ・プジェの第一号店ができたのは、ボンマルシェのすぐ近く。かつては界隈で人気の魚屋さんだった場所だ。床のモザイク、オスマニアン風の天井のモールディング、アンティークの鏡などパリのインテリアのシックな要素に溢れる、とてもパリ的な店内である。

左:ユーグ・プジェ。24歳の若さでスターシェフのギー・サヴォワに見出された彼は、グループのパティスリー・エグゼクティブ・シェフに就任。2003年にはフランスのパティスリー・チャンピオン賞に輝いた。 右:ブティックの床のモザイク。photography: 左 ©Grabuge、右 Mariko Omura
ブティックの前を通ると、目が吸いつけられるのはガラスのケースに並ぶパティスリーの数々。レモンタルト、ミルフィーユ、パリ・ブレスト......彼がここで提案するのは"フランス人の愛するお菓子"である。定番が約10種で、それに毎月季節のフルーツを用いたパティスリーが加わり、さらに週末だけのお楽しみもある。ハイクオリティを保ちつつ、買いやすい価格であることに彼は拘ったそうだ。ユーゴ&ヴィクトール時代から人気のフィナンシエやケーキも販売しているので、ご安心を!


マロンのバルケット(上左)、レモン・タルト(上右)、マンゴのタルト(下左)、カフェのルリジューズ(下右)など、フランス人が愛するクラシックでシンプルなパティスリーがウィンドウを飾る。

新作である斑点付きのtigré(ティグレ)も含め、粉菓子も販売。
ユーグ・プジェではパンも製造している。クロワッサン、パン・オ・ショコラ、ショソン・オ・ポムなどのヴィエノワズリーを朝食や小腹が空いた時にトライしたいし、ブリオッシュのサンドイッチやキッシュはランチに味わってみたい。お土産用のチョコレートも買うことができる。ボン・マルシェの先にゆくか、後に行くか......お腹に決めてもらおう。

左:四角いフォルムがユニークなショソン・オ・ポムが気にになる! ヴィエノワズリーだけでなく、バゲットも販売。 右:パティシエのサンドウィッチらしく、バゲットではなくブリオッシュに美しく具を挟んでいる。photography: Mariko Omura
50, rue du Cherche-Midi
75006 Paris
営)8:30~19:00(月~土)、9:00~18:00(日)
無休
https://huguespouget.com/fr/
@huguespouget_paris
★Google Map
editing: Mariko Omura






