パリジェンヌはなぜ魅力的? おしゃれな12人に学ぶ、自分らしいスタイルの見つけ方。

Paris 2026.01.08

自分の"好き"に正直に、自由で洗練された生き様を見せてくれるパリジェンヌたち。そんな彼女たちのスタイルを紹介する書籍『パリジェンヌの"好き"にこだわるおしゃれと暮らし』が幻冬舎から刊行された。

本書ではフランス在住25年のユニット「トリコロル・パリ」が、20〜80代のパリジェンヌ12人にインタビュー。普段のワードローブや住まいのインテリア、愛用スキンケアなど等身大の暮らしを紹介し、madameFIGARO.jpのパリブログでも人気のイラストレーターmarineさんが描いたイラストとともに掲載する。彼女たちのお気に入りレストランや美術館、ショップなどのアドレス案内も。

12人の中から、テーブルウェアブランドTableの共同創業者であり、料理家、モデルとしても活動するアリス・モアローのスタイルを一部紹介!

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水彩のような柄が目を引くクリンクル加工のトップスを、オーバーサイズなオフホワイトニットカーディガンの首元からちらりとのぞかせ、ほどよいゆるさのボーイフレンドデニムとフラットシューズで抜け感をプラス。ゆったりした風を感じるようなリラックス感のあるスタイリング。

アリス・モアロー
職業:テーブルウェアブランドTable共同創業者、料理家、モデル
年齢:29歳
住まい:パリ10区でパートナーと2人暮らし
https://www.table-table.fr/
@t__a__b__l__e
@alicemoireau

パリの感性と田舎のぬくもりをまとう
若き起業家&インフルエンサー

アーティストの両親のもとパリに生まれ、小さな川が流れる地方ののどかな町で育ったアリス。18歳で再びパリへ戻り、大学でデザインやビジネスを学んだ後、大好きな「食」に関わるキャリアをスタート。2022年には友人と共にテーブルウェアブランドTableを立ち上げました。並行してモデルとしても活動し、いまではインスタグラムで約12万人のフォロワーを持つインフルエンサー。食やライフスタイルを発信するマルチな存在です。

生活の中心にはいつも「テーブル」がある
毎日を輝かせてくれる、食と向き合う時間

旬の食材を使って料理し、素敵なテーブルを用意してお客様を迎える、そんな両親の姿を見て育ったアリス。子どもの頃の夢はレストランを開くことでしたが、将来の可能性を広げるため、料理人になる道は選びませんでした。それでも料理を何より愛する彼女にとって、忙しい日常の中で料理に向き合う時間は、静かに自分自身と対話できる、まるで瞑想のようなひととき。友達を田舎の別宅に招き、一緒に料理をしたり、船の上でのんびりしたり、テーマを決めた仮装を楽しんだりすることも大好きです。幼い頃から感じてきた「おいしいものを作り、好きな人やものに囲まれて過ごす喜び」はいま、彼女自身の仕事や暮らしの中で色鮮やかに花開いています。

【お手本にしたい、アリスのワントーンコーデ】

LOOK1:フードイベントの打ち合わせ

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ジャケット、ポロシャツ(Polo Ralph Lauren)、パンツ(AMOMENTO)、フラットシューズ(Soeur)、キャンバス地のバッグ(Soeur)

羽織るだけで、仕事モードになれるブラウンのダブルジャケットは、なにかと重宝するアイテム。ボトムスは、美しいシルエットがお気に入りの韓国ブランドAMOMENTOのスリータックのワイドパンツを合わせます。フランスではまだあまり知られていない韓国ブランドも、しっかりチェックしているところはさすが! そして、モデルの仕事もしていたアリスのセンスの良さは、ジャケットの下に着ているPolo Ralph Laurenのボーダー柄ポロシャツに表れています。あえて小さめのサイズを選ぶことで、ゆったりとしたパンツとのバランスも絶妙ですし、程よいこなれ感をプラスできます。シューズとバッグは、パリジェンヌが大好きなブランド、Soeurで揃えて、統一感を出しています。

LOOK2:土曜のディナーデート

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半袖ニット(RUS)、スカート(ハンドメイド)、フラップバッグ(CHANEL)、メリージェーン(CHANEL)

コーディネートの主役は、友人お手製のペールグリーンのスカート。ビーズとスパンコールを手刺繡したチュールを上から重ねた一点ものです。そして、もうひとつの主役はムートン素材がキュートなシャネルのもこもこフラップバッグ。スカートと同系色なので目立ちすぎず、でもしっかり存在感もある最強のアクセサリーです。オフホワイトの半袖リブニットとシャネルのメリージェーンは、主役を引き立てる上品な脇役。光を受けてきらめくスカートと薄手ニットのコントラストが大人っぽさを演出する、夜遊びにぴったりのスタイルです。

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【La garde-robe d'Alice アリスのワードローブ】

ヴィンテージを身につけない日はほとんどないほどの古着派で、亡き母が遺してくれた30年ほど前のアニエスべー、クローディ ピエルロ、イザベル マランなどもいまのテイストに合わせて巧みにアレンジ。カラフルな色使いが好きで、黒が苦手なところも母譲りなのだそう。アリスの母は、フランスの伝統陶器ジアンの食器の絵柄デザインなども手がけたアーティスト。色彩豊かな作品を残した母の感覚をしっかり受け継ぎ、ハイブランド、ノーブランドを問わず、自由に色や柄で遊ぶのが大好き。流行に縛られず、自分が面白いと思えるルックを選ぶ柔軟な感性も大切にしています。チェックやストライプのシャツを柄×柄で組み合わせるのも得意で、ヴィンテージの魅力、色使いの楽しさ、そして独自のセンスが絶妙に融合した、まさにオンリーワンのスタイルを完成させています。

No.1 フラットシューズ

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合わせやすいペタンコ靴が大好きで、色々なカラーと形を揃えています。日本に旅行したときには無印良品でホワイトのフラットシューズを買いました。ちなみにスニーカーはほとんど履いたことがありません。

No.2 母のおさがりの服

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2000年代初めに母が着ていたイザベル マランのパフスリーブブラウス。いまも大事に着続けています。

No.3 TATA HARPERのセラム&クレンザー

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メイクはほとんどしない分、スキンケアが命。クリーン・ビューティーのブランドをセレクトします。アメリカ・ヴァーモント州の農場発の TATA HARPERは100%天然由来の成分でお気に入り。

No.4 ラ ロッシュ ポゼのUVクリーム

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数多くのパリジェンヌのバスルームにあるに違いない定番の日焼け止め乳液。敏感肌でも使えて、皮膚科医も推奨しています。

No.5 ラルチザン パフューマーのフレグランス

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いちじくの葉と果実、シダーをミックスした「プルミエ フィギエ」は、グリーンが広がるようなフレッシュな香りで愛用しています。

No.6 ネックレスとチャーム色々

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ネックレスは、太めのチェーンにこんなふうに色々なチャームを、気分に合わせて付け替えて楽しむのが好きです。ピアスもよくするけれど、リングはひとつだけしかしません。手が小さめなので、リングをたくさんつけると指が短く見える気がして。

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【L'appartement d'Alice アリスの部屋】

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家族所有のこのアパルトマンは、田舎の家に引っ越した後も手放されることなく、かつてはアリスも週末を過ごす「第二の我が家」として親しんできた場所。両親がインテリアを頻繁に変えるタイプではなかったこともあり、少し古びた壁のペンキや年代物の家具などがそのまま残り、家族で過ごした日々の記憶が積み重ねられています。蚤の市や骨董市巡りが好きなのも母譲りで、職人の手仕事を感じさせる掘り出し物を探します。また、「都会の中にある田舎」のようなインテリアを好む彼女にとって、欠かせないのがお花です。一輪で空間の雰囲気がガラッと変わるだけでなく、日の当たり方や置き場所によってさまざまな表情を見せる花を眺める時間が、日々の喜びになっています。

No.1 椅子

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家具で一番思い入れがあるのは、母が90年代にフランスのインテリア雑誌『マリ・クレール・メゾン』のために作った、わざと歪んだ形にした不思議な椅子です。

No.2 キッチンの棚

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調味料や調理器具のための棚も両親が蚤の市で見つけてきたもの。私が幼い頃からこのアパルトマンにあって、一緒に年月を重ねてきました。

No.3 ピッチャー&グラス

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手描きのドットがキュートなピッチャーと、ピンクのグラスはTableのもの。どれも職人さんの手仕事で作られているものばかりです。

No.4 キッチン

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小さめながらも機能的で使いやすいキッチン。ブルーとグリーンの格子柄の床タイルとラタンチェアがお気に入りです。

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【Adress préférées d'Alice アリスのお気に入りアドレス】

No.1 ル・プチ・グラン

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オーガニックの粉と自家製天然酵母にこだわるブランジュリー&パティスリー。スペルト小麦やライ麦などハードタイプのパンが看板商品で、私は蕎麦粉のしっとりしたパンが好きです。毎月のように変わるスイーツのラインナップもパンに負けじと魅力的で、なかでもレモンケーキはリピートしたくなるおいしさ。定番ケーキはもちろん、クイニーアマンやシナモンロールなど、甘くて幸せな気分にしてくれる菓子パンも充実しています。

Le Petit Grain
7 rue Denoyez 75020
営)9:00~20:00(水~土)、9:00~15:00(日)
休)月、火
@lepetitgrainparis

No.2 テロワール・ダヴニール

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新鮮で厳選された食料品が買えるお店。普段使いするには少しお値段が張るので毎日は行かないけれど、珍しい野菜やチーズがほしい、写真に映える美しい野菜がほしいなど目的がはっきりしているときに行きます。

Terroirs d'Avenir
3, 6, 7, 8 rue du Nil 75002
営)9:30~20:00(火~土)、9:30〜13:00(日)(ブランジュリーは8:00~)
休)月
https://www.terroirs-avenir.fr/
@terroirsdavenir

No.3 JJ・ヒングス・アイスクリーム

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サン・マルタン運河のすぐそばにあるアイスクリーム屋さんで、夏も冬も年中食べたいくらいおいしすぎるお店。ここにしかない、そして季節に合わせてどんどん変わっていくオリジナリティあふれるフレーバーばかりです。

JJ Hings Ice Cream
46 rue Bichat 75010
営)14:00~22:00(木~土)、13:00〜20:00(日)
休)月、火、水
@jjhings

No.4 ドレイ・パリ

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ドイツ人とスウェーデン人の2人のオーナーが手がけるインテリア雑貨のお店。美しくて実用的な新品と、丁寧に選ばれたヴィンテージアイテムが絶妙にミックスされたセレクトにインスパイアされます。

DREI Paris
21 rue de la Villette 75019
営)15:30~19:30(火~水)、11:00~19:30(木~土)
休)日、月
@dreiparis

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【6 questions à Alice アリスへの6つの質問】

Q1. バカンスに行ってみたい場所は?

A. 年に1回はまだ一度も行ったことがない国を旅することにしていて、今年は日本、来年はスリランカ、その次はブラジルに行く予定です。アフリカにも行ってみたいし、とにかく旅が好きなので、どこに行くのも幸せ。

Q2. 食べると幸せを感じるものは?

A. さくらんぼやいちご、桃、アプリコットなど、季節のフルーツ。毎晩りんご3個をぺろりと食べていた父に似たのかもしれません。

Q3. 人生で大切にしている言葉は?

A. 「思い立ったときにすぐ行動できる自由を手にする」
「ノープランで、流れにまかせて過ごせる自由を手にする」

Q4. あなたにとっておしゃれとは?

A. かっちり決めすぎず、一見何も気にしていなそうに見えて、実は自分の体形をよくわかっていて、それを引き立てるスタイルを選ぶこと。

Q5.憧れの人は?

A. イタリアの建築家・デザイナーのパオラ・ナヴォーネ。いつも堂々としていて男性にも決して負けない強さを持つ女性だから。

Q6. つい見てしまうインスタアカウントは?

A. @worldofkaia
友人が手がける、チュニジア古来の品種のオリーブを手摘みして作られる上質なオリーブオイルのブランド。
@lefooding @timeoutparis
パリでいま話題の、おいしいレストランを探すときに見ます。

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テキスタイルデザイナーの友人と2人で創業したTableは、上質な天然素材を使ったカラフルなテーブルウェアが揃う。

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『パリジェンヌの"好き"にこだわるおしゃれと暮らし』
トリコロル・パリ、Marine Shimoyama 著
¥1,760(幻冬舎刊)

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