ディオールのオートクチュール ショー会場内で『フォルムの文法』展。

Paris 2026.01.29

ロダン美術館の中庭に特設された会場で、1月26日、ディオールのジョナサン・アンダーソンによる初のオートクチュール コレクションが発表された。これは歴史を持つアーチザナルな伝統とコードの継承の上に築かれた新しい言語の誕生という点で、メゾンの新しい時代の到来を告げるコレクションとなった。シクラメンの花を敷き詰めた天井、18世紀風にしつらえた正方形の鏡が覆う壁という会場構成はそのまま残され、ショーの翌日から2月1日まで短期間だが企画展の『Grammar of Forms(フォルムの文法)』が開催されている。ロダン美術館の入館料を支払った来場者なら、誰でも会場に入れる。

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アンダーソンによるオートクチュールピース、そのフォルムにインスピレーションを与えたケニア出身の75歳の陶芸家マグダレン・オドゥンドの作品、そしてクリスチャン・ディオールによる象徴的なクチュールピースが対談するという感じに構成された展示だ。彼の初のオートクチュール コレクションの出発点となったのがオドゥンドの作品である。彼女は人間の身体のリズムを反映しつつ、古代のうつわ作りを想起させる、手で仕立てられたフォルムを生み出している。それらがアンダーソンに重要なレンズを提供し、彫刻の視点を通じてクチュールを再構築したのだ。クリスチャン・ディオールがそうだったように、アンダーソンもコラボレーター、あるいはインスピレーション源としてアーティストたちの仕事に目を向けている。アンダーソンはオドゥンドの作品に見られるプロポーションとシルエットにおける誇張された緊張関係を探求し、彼女の作品の表面に感じられる洗練がハンドメイドのテキスタイルや複雑な刺繍における熟練の技術と共鳴するのだ。会場の奥でショーの映像が流されている。これを先に見ると、展覧会をより興味深く鑑賞できるだろう。

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photography: Mariko Omura

『Grammar of Forms(フォルムの文法)』 
Musée Rodin
17, rue de Varenne 75007 Paris
開)10:00~17:30

 

editing: Mariko Omura

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