グロリア・オステリア、70年代のヴェニスの雰囲気に包まれてグラマラスな食事時間を。

Paris 2026.02.14

10年前にEast Mammaを11区に開いたのを皮切りに、パリにカジュアルで現代的なイタリア料理のブームを築いたグループBig Mamma(ビッグ・マンマ)。2025年11月、7区のリル通りにパリでグループの10軒目となるGloria Osteria(グロリア・オステリア)をオープンした。

260209-gloria-osteria-01.jpg

アートギャラリーや骨董商が多く並ぶ7区のリル通りにオープンしたグロリア・オステリア。アール・ヌーヴォーのステンドグラスが、夜、通行人の目を楽しませる。pohtography: Jérôme Galland

オステリアというもののグロリアはとてもシックだ。通りに面した扉を開いて数段のステップを上がるところから、素晴らしいイタリアの旅が始まる。ここはかつてMaison des dames des  PTTといって、郵便・電信・電話局(PTT)で働く地方出身の交換手の女性たちのための寮だった。1905年に建築されたアール・ヌーヴォーの装飾が美しい建築物。歴史記念建造物指定されているこの建物は、その後レストランのLe Telegraphe(テレグラフ)、そしてLes Crimats(レ・クリマ)に。高い天井と中庭のテラスを除いては、その時代を全く思い出させないドラマチックな内装が、グロリアのためにグループ内のデザインスタジオであるStudio Kikiによって作り上げられた。

260209-gloria-osteria-02.jpg

炎が燃え立つようなシャンデリア、ゼブラの絨毯。70年代タッチの内装が1905年の建物にもたらされた。pohtography: Jérôme Galland


店内に入るや目を奪われるのはアンバー色の光を放つシャンデリアとゼブラ模様の絨毯。そして虎のモチーフのカーテンや動物の置物......イタリアの1970年代のグラマラスな空間に足を踏み入れた気分になる。プライベート・サロンの壁の中央には特注のスピーカーが設けられ、その周囲をびっちりと埋めるのはイタリアの古いレコードだ。外光が快適なジャルダン・ディヴェール、その下に広がるテラス席......そこで食事ができる春の到来が待ち遠しくなる。

260209-gloria-osteria-03.png

左:自然光が綺麗なジャルダン・ディヴェール。 右:プライベートサロン。pohtography: Jérôme Galland

260209-gloria-osteria-04.png

左:エントランスの左手の空間にはバーカウンターが。DJセットが入る金曜は、24時以降ならドリンクだけの来店も可能だ。 右:化粧室へ降りる階段の装飾にも目をむけたい。photography: Mariko Omura

---fadeinpager---

イタリアン・レストランだけあって、スタッフのフランス語にもイタリアのアクセントが混じっていたり。シェフは北イタリアの料理のファンでフランス料理に大きな情熱を持つというローマ出身のフランチェスコ・フロンダ。イタリアの伝統を表現するため、食材は多くをイタリアから厳選して取り寄せている。前菜はブッラータや生ハムなどもあるけれど、とりわけフレッシュな魚介類がオススメ。ヴィットロ・トナートの仔牛の代わりに生の赤マグロとツナソースの組み合わせ、シシリアの柑橘類ソースのカンパチの刺身......。パスタは毎朝手作りされるフレッシュ・パスタだ。肉系、魚系あり。パスタがプリモ・ピアティなら、セコンド・ピアティは肉料理、魚料理が各3種。デザートにはパンナコッタ、ティラミスといった超クラシックに加えて、15分待ちのピスタチオのアイスクリームを添えたヴァローナのチョコレートのスフレ! これには気をそそられるのでは?

260209-gloria-osteria-05.png

左:シェフのフランチェスコ・フロンダ。 右:食器はグロリアのミラノ店、バルセロナ店と共通。photography: 左 @JoannPai、右 Mariko Omura

260209-gloria-osteria-06.jpg

中央の前菜は、赤海老のカルパッチョとフォアグラのスライス、その右上がマグロのトナート。 photography: @JoannPai

260209-gloria-osteria-07.png

プリモ・ピアティから。右はオーソブッコがファルシーのピラミッド型パスタ。photography: @JoannPai

260209-gloria-osteria-08.png

左:セコンド・ピアティから。手前は魚料理、後方は野菜をたっぷりのせたミラノ風カツレツ。 右:デサートから。ピスタチオのアイスクリームを浮かべたチョコレートのスフレ。photography: @JoannPai

グロリアのワインリストも、ビッグ・マンマ・グループでワインリストを10年間手がけているアルベルト・シニバルディが担当。彼は専門知識を駆使し、精魂込めて250種のイタリアワインを選びあげたのだ。レストランではポール・ボキューズなどで経験を積んだソムリエのリュカ・カラが相談に乗ってくれる。グラスワインが多数揃えられているのは、嬉しい限りだ。カクテルもクラシックだけではなくオリジナルも用意され、またノンアルコール・カクテルのリストも豊富。ワインやカクテルといった飲み物のグラスが食卓に並ぶと、食事時間がよりグラマラスになるだろう。

260209-gloria-osteria-09.jpg

オリジナルカクテルも豊富だ。photography: @JoannPai

Gloria Osteria
41, rue de Lille
75007 Paris
開)12:00~14:30、19:00~22:30(月~木)、12:00~14:30、19:00~22:45、DJセット~26:00(金)、12:00~15:00、19:00~22:45(土)、12:00~15:00、19:00~22:30(日)
無休
https://gloria-osteria.com/
@gloriaosteria.paris

Google Map

editing: Mariko Omura

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
2026AW Collection NY
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.