女子禁制とは言わせない! クラブ・コションのオーセンティックなおいしさ。

Paris 2026.02.19

ドゥルオ競売場が近いせいだろうか、店名に''豚クラブ''とあるせいだろうか、Club Cochon l'Auberge(クラブ・コション・ローベルジュ)の食事客は圧倒的に男性が多い。でも、シンプルでオーセンティックでおいしい料理をパリで味わいたければ、ここはリストに加えておきたいアドレスのひとつ。店名や客層からボリュームたっぷりというイメージを抱いてしまうけれど、料理はほどよい量だから恐れることなく行ってみよう。地下鉄8&9番線のRichelieu-Drouot駅の目と鼻の先という便利な立地だ。

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赤いテントが目印のクラブ・コション・ローベルジュ。遠くからでも、豚の鼻のイラストの看板で見つけられる。中央で豚のマスコットを抱いているヴァランタンと右から二人目のジョゼフがオーナーだ。photography: Sadik Sans Voltaire


このクラブ・コションという名前に、2022年にオープンしたパッサージュ・パノラマの小さな店Club Cochonを思う人もいるかもしれない。その2年後にできたこちらのドゥルオ通りの2軒目はぐっと広く、店名にL'Aubergeがプラスされている。その名が示すように気取りがなく、陽気でホスピタリティに溢れる店だ。地上階はテイクアウト&イートインのエピスリー。レストランはその上階にあり、広いオープンキッチンから漂うおいしい香りに包まれている。

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レストランはワインにまつわる額、豚のオブジェ、お鍋などがインテリアの主役だ。どことなく田舎のビストロといった雰囲気。photography: Sadik Sans Voltaire

ランチタイムのメニューを開いてみよう。ディナー共々、当然ながら豚肉を使った料理が多い。前菜にはシャルキュトリーの盛り合わせ、ウフ・マヨネーズ、鱒の卵をのせたセロリ・レムラード、ポワローネギのマリネ......などクラシックが並ぶ。メインもしかりで、ジャガイモのピューレを添えたアヴェイロン地方のソーセージやロールキャベツ、自家製フライドポテトをプラス料金で添えられるバヴェットのグリルなど、こちらもオーセンティックな料理名が誘いかけてくる。デザートもムース・オ・ショコラ、フラン、本日のタルトなどと王道揃いだ。これに加えて、"食べないわけにはいかない"コーナーがメニュに設けられている。そこにはパテ・アン・クルートやピティヴィエ、自家製ジャンボン・ペルシエといった気になる名前のオンパレード。時間をかけてゆっくりと選びたい。シェフはメゾン・ロスタンやル・ムーリスで働いていたロマン・ブレシニャック、店の料理のカギを握る素材は放牧農業を実施しているモンタレ家やフランス南西部タルヌ県で豚肉加工を営む職人たちから。何を選んでも後悔はない。料理のお供には、有機栽培のワインが99パーセントを占めるワインリストとのにらめっこも楽しんで!

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左:クラシックな料理、ソーセージ・ブリオッシュは夜の前菜。 右:名物のパテ・アン・クルート。photography: Sadik Sans Voltaire

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左:最近、パリ市内のビストロでもよく見かけるようになった17世紀生まれのピティヴィエ。 右:アヴェイロンのソーセージと自家製ピュレ。photography: Sadik Sans Voltaire

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左:ランチタイムのシュー・ファルシ。包まれているのは合挽き肉ではなく豚の挽肉だ。夜はシェア料理となりボリュームも異なる。 右:夜のデザート。photography: Sadik Sans Voltaire

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一階のエピスリィはテイクアウト&イートイン&ショッピングのフロアだ。名物のサンドイッチはバゲットもバターも自家製、それに切りたてのハムを挟んだシンプルなサンドイッチ"ジャンボン・ブール"だ。これはハムも自分で選べ、食べ応えありの一本。丸いバーテーブルでイートインしてもよし。サンドイッチだけ、あるいはビールのドゥミとのセット(10ユーロ)、グラスワインとのセット(12.50ユーロ)で。販売している自家製リエット、サラミ、パテ・ドゥ・カンパーニュをプラスしてもいいかも......。

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カウンターにどんと据えられt赤いハムスライサーが目を引くエピスリィ内。photography: Sadik Sans Voltaire

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テイクアウトもイートインもできるエピスリィ。photography: Sadik Sans Voltaire

Club Cochon l'Auberge
4, rue Drouot
75002 Paris
営)12:00~14:00(月)、12:00~14:30、18:00~26:00(火~金)、18:00~26:00(土)
(レストラン、バー、エピスリィ)
休)日
https://clubcochon.com/lauberge
@club.cochon.paris

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editing: Mariko Omura

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