
エトルタと怪盗ルパンの隠れ家
ノルマンディーへの旅の続きです。
翌日はトルヴィルを出発してエトルタへ。
途中、ウジェーヌ・ブーダンを代表とする印象派画家達が愛したオンフルールへ立ち寄ってプティデジュネ(朝食)。
港を囲むようにぐるりと木組みの建物が立ち並ぶ、かわいい小さな港町で、いつも大勢の観光客で賑わっています。
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さて、ノルマンディー橋を渡り、エトルタに到着。海岸への小道を進んでいくと・・・
突然、目に飛び込んできたのはこの景色!おおーーーーーっと思わず息をのむ迫力。
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石灰岩の断崖と風雨にさらされてできた自然のアーチによる岸壁、ダイナミックな大自然のパノラマが広がります。
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エトルタの海岸は砂浜ではなく丸い小石。
風は冷たいのに、太陽の照りは強くて熱で小石が温められて小石の上に寝そべるとじわ〜〜〜〜と温かい!
というわけで、早速水着になって、今年初めての海水浴ヽ(^∀^)ノ♪
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泳いでいるツワモノもいたけれど、さすがに海水はまだまだ冷たい〜
けれど小石なので海水が澄んで青い色が美しくて、足をちゃぷんと水に浸けたら、照りつける太陽の下でごろり。
肌が熱〜くなる心地よさに夏が来た〜気分が盛り上がります♪
紫外線はお肌の敵だけれど、こういうときは例外。フランスでは夏はやっぱり小麦色に焼かないとなんだか落ち着かない。小麦色、というか真っ黒になってバカンスから戻ってくるフランス人のなかで、白い肌でいると逆に浮いてしまうのですよ^ ^;
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さて、海を楽しんだあとは、アルセーヌ・ルパン(怪盗ルパン)の筆者モーリス・ルブランがかつて住んでいた家を訪ねました。現在では「アルセーヌ・ルパンの隠れ家」としてモーリス・ルブラン記念館になっています。
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エトルタの海岸は「奇巌城 」の舞台であり、まさにルパンファンにとっては欠かせない聖地。
実際にルパンを演じたフランスの俳優ジョルジュ・デクリエールの声によるオーディオガイドがとてもよく出来ていて、ルパン本人が家を解説してくれます。
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書斎やサロンなど小さな部屋がいくつもあり、薄暗く怪しげな館。サロンにはルパンのシルクハットとマントもありましたよ!
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そして、ルパンといえば変装の名人。コスチュームや付け髭など、たくさんの変装グッズが並ぶ衣装部屋も。
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どの部屋も謎ときに関するヒントが隠されていたり、ルパンのこだわりが見えたりと、すごく面白くできていました。子供のとき探偵小説が好きで、ルパンも夢中になって読みましたが、まさかここを訪れる日が訪れるとはあの頃は想像もできなかったなぁ。
怪盗ルパン、もういちど読んでみたくなりました。
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海の風にあたって、新鮮な空気を吸い込んで、すっかりリフレッシュしたノルマンディーの週末。
次は夏本番に来ようかな ^m^
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