
ジャン=ポール・エヴァンのショコラ中毒
うちのサロンは甘〜い誘惑♡がひしめく界隈にあります。
モトピケ通りにルノートルとジャン=ポール・エヴァン、そしてサンドミニク通りにはガトー・トゥーミュウ、新たに青木定治氏のプロデュースとなったジャン・ミエ、メレンゲ菓子のオウ・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド、カヌレのルモワンヌ、パンもお菓子も美味しいル・ムーラン・ドラ・ヴィエルジュなど、お腹でも空かせて通ろうものならたちまち罠にかかること間違いなし^m^;
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クリスマスから年末にかけて、フランスではチョコレートやコンフィズリーと呼ばれる砂糖菓子を贈る習慣があり、多くのお客さまがサロンへもお菓子やショコラをわざわざ持ってきてくださるのです。
というわけで、この界隈のお菓子をひと通りいただいた年末。甘いものに目がない私は、嬉しくて涙が出そう♡
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特にたくさんいただいたのが、ジャン=ポール・エヴァンのショコラ。
そして1月末の今日・・・ジャン=ポール・エヴァンのショコラの箱がまだ4箱も残ってるぅ (*^o^*)!
宝石のように美しい、繊細なカカオの香り高く美味なジャン=ポール・エヴァンのショコラ。
マカロンやプチフールなど日持ちしないものをせっせと食べて、ショコラはつい後回しになってしまい、それでも仕事の合間に、お茶の時間に、食後にといただいていたものの、1月中はガレット・デ・ロワを持ってきてくださるようになり、とにかく毎日どっぷりとスウィーツ生活。
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全部食べたら三段腹になること間違いなしの、三段にぎっしりと詰められたショコラ。
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そして、ふとお風呂上がりに鏡をみたら、そこに映っているのは凹凸のない筒みたいな身体・・・・
がーーーーん!
しっかりと体重計に刻印された、人生最大の数字に卒倒するかと思いました。
間違いだと思って電池を抜いて、入れ直して計り直したけれど目盛りは変わらず(泣)
「お客さま、私にもうこれ以上餌を与えないでください!」と叫びたい〜。
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早速あるサイトでクリスマス太り解消のダイエット指導をしている栄養士のアドバイスを読んでいたら、やはり彼女は正しかった。
「まずは今すぐに、家にあるショコラの箱を誰かにあげなさい!!」
そして、「一人暮らしのお年寄り、施設、友人、隣人へ持って行きましょう」とお届け先まで詳しく指導。
クリスマス太りから大晦日にかけての暴飲暴食で、太ってしまったのをリセットするポイントが20個ほど書かれており、どれもなかなか面白かったのですが、最後の読者のコメントにはびっくり。
「高級ショコラティエのショコラを食べることができるのは、年に1回のこの時期の人生最大の楽しみ。人にあげるなんてなんてことを言うの!(怒)」
「ショコラを人にあげるほうがよっぽどストレス。全部食べてからダイエットするほうがストレスフルよ!」
「あんたは2月からダイエットする方法を指導しなさいよ!」
ショコラ好きなフランス人読者の怒りをかって、炎上していました ^m^;
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毎日ちょっとずつ、どれにしようかな?と、選ぶのを楽しみながら味わうショコラ。人にあげるなんて辛すぎる。
今すぐダイエットも無理!
まだショコラもいっぱい残っているし、ガレットも食べたい。美味しいごはんのお誘いもいっぱい。
全部食べきって、来月から心を入れ替えてがんばろう!
とりあえず、いっぱいショコラがあるから、話題になったチョコレートダイエットでもしようかな。
これって効果があるんでしょうか!?
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《お知らせ》
タイムリーだったので、フランス人のダイエットについてコラムを書かせていただきました。読んでいただければ嬉しいです!
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