
料理学校
体重が増えた理由のひとつは、昨年から通っている料理学校に間違いない (^_^;)
公立の料理学校の夜間クラスなので、生徒は転職したい人や、すでにレストランやパティスリーで働いている人で、今まで通ったことのあるような外国人が多くて至れり尽くせりの私立の料理学校の雰囲気とは全く違って、100%フランス人環境。
知らなかったことや料理を習えて、学費も安くて良いんですが・・・なかなか大変!(>_<)
まず、先生の説明がわからない。ミミズがはったようなフランス人特有の文字で材料を書いて、作業行程は口頭説明。ほとんど書き取れない、聞き取れない。
エステティシャン養成学校に入ったときも、授業は口頭説明だけで書き取ってノートを作らなければならず苦労したけれど、そのときの辛い記憶がよみがえる・・・。
そして、早口で勝ち気なフランス人女子の主張の強さに押されまくられるのも、エステの学校以来のこと。
日本人同士だと、当然のように変わりばんこに行われる作業も、「私がやる!」と主張したもの勝ち。フランス語力が低くて、気弱な日本人には勝ち目がない。
今日までパート・フイユテやパート・シュクレを一人で作り続けているエレーヌに、国家試験の課題によく出るのでやりたいのは分かるけれど、他の人に一切やらせないで自分だけやるって一体どんな気持ちか訊いてみたいわ!
男子の方が優しいフランス。
困ったとき助けを求めるのが、穏やかなフィリップ。皆んなからはフィリッペと呼ばれているムッシュー(写真下の赤と白のチェクの布巾をつけているのがフィリッペ)。
マイスプーンを何度も鍋に突っ込んで味見するので、毎回、強気フランス女子から「汚い!」とピシャッと怒られるフィリッペ。密かに「田舎から出てきたのかぁ。そういえばそんな雰囲気だものね。フランスでも「田舎っぺ」みたいに「っぺ」を付けて呼ぶのね。うぷぷ ^m^」
と、失礼ながら私は心の中でずーっと思っていたのでした(ごめんよ〜)。
ところが、先週、フィリッペの「ッペ」は田舎っぺの「ぺ」」ではなく、フィリッペはフィリップのスペイン語読みだということが判明!
あー、無知って恥かしい。
フィリッペはれっきとしたパリ生まれパリ育ちの、生粋のパリっ子。京都出身の私の方がよっぽど田舎っぺでした(^◇^;)
大概の写真はスプーンをくわえてるフィリっぺ(笑)
さて、どんな料理を作るかというと、例えばある日のメニューは、
前菜:ヴローテ・ド・トマトとピストゥ、コッパとモッツァレラチーズのブルスケッタ
メイン:豚フィレ肉とシャンピニオンのココット、昔風のじゃがいものピュレと野菜添え
デザート:タルト・オ・シトロン
夜7時から作り始めて、10時にワインを飲みながら試食。
残したり持ち帰ったりできる雰囲気ではないので、完食必修。
美味しいんだけれど、翌朝はお腹が張って苦しい・・この繰り返しで体重がどんどん増加(泣)
わーん、何とかしないと。口だけ食べて、お腹には入らない方法はないかしら!?
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